結婚生活11 ページ12
.
コネシマくんの手はとても温かく、目からは自信、優しさ、強さを感じた。
「ほら行くで！俺が鈴木に似合うドレスをばちこり選んでやるぜ！」
『...はい、よろしくお願いします。』
コネシマくんが私の手を引いて歩き始める。
あんなに人の目が怖かったのに、今は目の前を歩く、キラキラと眩しいほどに輝いているコネシマくんの姿しか見えない。
「ここやで！」
『！...わ、凄い...』
たくさんの煌びやかなドレスやスーツが並んでいる。
内装はまるで御伽噺で見るようなお城のようだ。
コネシマくんがお金持ちだということを再確認させられた。
「いらっしゃいませ、コネシマ様。今回はどのようなものをお探しですか？」
「おぉ、エミさんやん。久しぶりやな！今日はプライベートで来たんや。普段通りでええで。」
「そうなんですか！お久しぶりです、コネシマさん。あっ、そちらはコネシマさんの...」
エミさんと呼ばれた優しそうな人が私を見る。
その目は見た目通り、優しさが溢れている。
『...初めまして。捏島Aです。』
「あぁ、やっぱり！」
名前を名乗ると、エミさんの嬉しそうに顔がぱぁっと明るくなる。
『？』
「あ、すいません。私は店主のエーミールと申します。」
「エミさんは俺の昔からの付き合いがある友人やねん。」
コネシマくんの友人...。
初めて会った。なんとなく緊張してしまう。
「今日はもしかして嫁はんのドレスを選びに来たんですか？」
「おう！今度パーティがあんねん。」
「そうなんですか！それならAさんに似合う素晴らしいドレスを御用意しないとですね！」
「さすがエミさん！分かっとるなぁ！」
ポンポンとテンポよく会話が進む。
こんなに肩の力を抜いて笑っているコネシマくんを初めて見た。
-----------ｷﾘﾄﾘｾﾝ------------
怜弥さん
＞ですねっ！ツンデレは尊い...！
これからの展開に乞うご期待！
零さん
＞またコメントありがとうございます！
これからも楽しんでいただけるように頑張ります！
なコさん
＞またコメントありがとうございます！
これからもキュンキュンしていってくださいね！
月夜猫さん
＞コメントありがとうございます！
私も文才を何処かに落としてきたみたいで...
イナリさん
＞ふぁ！w
嬉しかったです！ありがとうございます！
お友達からでよろしくお願いします←
もちうさぎさん
＞ありがとうございます！w
これからも田中をご贔屓に！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3115人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒狐 - 気づいたら終わってた。あれ相棒いるやんwwwめっちゃ面白いです!頑張って下さい！ (2023年4月25日 15時) (
レス) @page29 id: fb020f6fb3 (このIDを非表示/違反報告)
光 - 終わり!?でも、面白かったです (2023年4月9日 19時) (レス) @page29 id: 6a74bcc34d (このIDを非表示/違反報告)
ルジア(プロフ) - 初コメ失礼します！！文才すごすぎませんか!?すごく面白い作品ですぐに読み切ってしまいました…続き楽しみにしてます！ (2023年3月30日 6時) (レス) id: 3a74c6bd31 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳雑巾 - コメント失礼します。emさんの登場ありがとうございます(？)めっちゃ嬉しいです。これからも頑張ってください！ (2022年9月7日 15時) (レス) @page12 id: c198431d55 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - とても面白くて一瞬で読み切ってしまいました。更新、お待ちしております。 (2022年8月30日 10時) (レス) id: c36a6b3b63 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あほの田中 | 作成日時：2020年11月29日 1時
