【終わりのセラフ短編集】『君を/貴方を/お前を愛してる』

ごめんね？(フェリド･バートリー) ページ21

「Aの髪は綺麗だね〜」


そう言ってさっきからずっと私の髪を触っているのは、第七位始祖、フェリド･バートリーだ

フェリドは会うときは決まって私の髪を触る


「フェリドって私の髪好きだよね〜」


少しいじけながらそう言うと、フェリドは私の言いたいことが分かったようだ


「髪だけじゃなくて、Aも好きだよ〜

愛してる」


フェリドはさらりとこっちが恥ずかしくなるようなことを言うからずるい


「私だって…………愛してるし……

それに、私の髪よりもフェリドの髪の方が綺麗じゃん

羨ましいくらい」


そう、フェリドの銀髪の髪の毛はサラサラしていて手触りがいい

いつまでも触っていたいくらいだ


「僕はAの髪の方が綺麗だと思うよ〜

…………僕以外に触らせてりしたら、お仕置きだからね？」


少し裏のありそうな笑みを浮かべながらそんな事を言う

いつも私だけドキドキしてる…………少し仕返ししてやる


「私はフェリドのものだよ？

フェリド以外に触らせるわけないし触って欲しくないな……」


いつも言わない言葉を言いながらフェリドの首にゆっくりと腕をまわして抱きつく

恥ずかしいけど、フェリドの余裕を崩せるなら……



「へぇ〜………

いつの間にそんな誘い方を覚えたのかな？」


フェリドはそう言って私を押し倒してきた

不敵に笑うフェリドを前になすすべがない

私は真っ赤に染まった顔を見られまいと手で隠そうとするが、手を掴まれそれもできず……



「あっはぁ〜

腰、痛くなるけど………ごめんね？」



−−−−−−−−−−−

遅くなってすみません！

いかがでしょうか!?


リクありがとうございました!!

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