【終わりのセラフ短編集】『君を/貴方を/お前を愛してる』

お仕置きしなきゃね……(クローリー･ユースフォード) ページ20

私の御主人様はすごくヤキモチ妬きだ

今も……顔は笑っているが目は笑ってない


「ねぇ、A

フェリド君と何話してたのかな？」


クローリー様は私の首元に手を這わせながらいつもより低い声で聞いてくる

ちなみに私はベットの上で手首を縛られている状態だ


「……っん…………クロー、リー…さまぁ……

……っ！」


答えない私に痺れを切らしたのか、クローリー様は私の首元に這わしていた手を離し、指を口に突っ込んだ


「僕の質問に答えられないコには……お仕置きしなきゃね……」

「……っ……ぐっ……ふっ…………」


しばらくして気が済んだのか、クローリー様は口から指を抜いた

私は口の周りが涎でベタベタになった羞恥心から顔を赤く染めた


「………さ、そろそろフェリド君と何を話していたのか言ってくれるかな？」


クローリー様の冷たい目が私を射抜く

私は荒い息を整えた


「クローリー様………ごめんなさい

実は…………フェリド様に、自分の従者にならないかと言われて……もちろんお断りしました」

「…………何故僕に言わなかったのかな？」


その問いに、私は黙り込んでしまった


「言う事を聞けないコは嫌いだよ」


クローリー様はそう吐き捨てた

私はクローリー様に嫌われたら生きてはいけない


「お願い、嫌いにならないでください！

ただ………怖かったんです……！

この事を話して、クローリー様が私を捨てることが…………」


私は溢れ出した涙を抑えることが出来ず、泣いてしまった

すると、クローリー様の指が私の涙をすくい取った

顔を見上げると、クローリー様は私に微笑みかけている


「お前を捨てるわけないよ

Aは僕の大事なコだからね……」


そう言い、クローリー様は私の首に顔を近づけ、歯を突き立てた

クローリー様になら、何をされてもいい

この痛みさえ、快感となる


「……はぁ……クローリー様………っ……

あなたの事が…………」



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いかがでしょうか!?

次はフェリド書きます！

リクありがとうございました！


祝20000hit＆お気に入り数100人＆順位39位!!!

もう嬉しすぎてガチ泣きしそうでした！

皆様ありがとうございます(*´•∀• `* )

これからもよろしくお願いします！

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