今度こそ(鯰尾藤四郎) ページ20
「主殿！
どうか、どうかお辞め下さい！！
私に出来る事ならなんでも致します！
ですからそれだけは……！」
そう言って一期一振は私に前に立ちはだかり、土下座をして何回もやめてくれと叫ぶ
一期一振だけではない
他の刀剣達もみんなやめてくれと私を止めようとする
「一期一振、顔を上げてよ
やだなぁ、もうお別れなのに最後に見るのがそんな顔なんて」
そう、私はもう審神者を辞めなくてはいけない
理由は簡単
霊力が底を尽きてしまったのだ
実際残っている霊力はあと少しだが、もう本丸を維持する力もないため別の審神者に譲渡するのだ
だから……
「主殿、その子は……鯰尾藤四郎は私の大切な弟なのです！
だからどうか刀解だけは！！」
「あはは、そんなの知ってるよ？
一期は弟大好きだもんね、でも私にとってはどうでもいいかな」
そう言って一期一振の横を通り抜け、刀解部屋へと歩みを進める
手には鯰尾藤四郎を持って
だが、一期一振や粟田口のみんなに刀解部屋を塞がれてしまった
「んー、困ったなぁ」
「何故このような事をするのですか！
貴方はあんなに鯰尾を愛していたではないですかっ！！」
一期一振は本体を抜き、私に切っ先を向ける
私は動じず、じっと一期一振を見据えた
「そうだね、愛してたよ
ううん……今も愛してる
だからだよ
もし私が審神者に戻れたとして、この子に会いに来たとしても……この子の視線の先に映るのはきっともう私じゃなくなってる
ずっと傍にいて欲しい
その瞳にずっと私だけを映してほしい
だから壊すんだぁ」
もうすぐ迎えが来る時間だ
ほんとはやりたくなかったけど、しょうがないか
私は懐から呪符を出し、ありったけの霊力を込めて発動させた
この呪符の効果は何かって？
ただ爆発するだけの単純なものだよ
" "
死ぬ間際
最後に鯰尾の声が聞こえた気がした
今度こそ一緒にいようね
−−−−−−−−−−
いかがでしょうか？
鯰尾全然出ませんでした、すみません(^ω^;)
空白の中は皆様のご想像にお任せ致します！
リクありがとうございました！！
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ミミ - なのはさんの作品が大好きです！銀魂の方も読んでます！リクするときはよろしくお願いします！ (2019年3月28日 21時) (
レス) id: cee8248921 (このIDを非表示/違反報告)
悟空の頭撫で隊(プロフ) - すみませんリクエストよろしいですか？陸奥守と、ほのぼの会話お願いします！ (2019年3月22日 23時) (レス) id: 54631da30d (このIDを非表示/違反報告)
華夏 - リクエストで岩融、博多、御手槍、厚お願いします。 (2018年11月23日 1時) (レス) id: 154990a9e6 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 顔文字さん» 出来るだけ長く書くようにします！ (2017年12月23日 10時) (レス) id: 665beeb9bd (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - みかんさん» OKです！リクありがとうございます！ (2017年12月23日 10時) (レス) id: 665beeb9bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なのは | 作成日時：2016年8月6日 21時
