_#7 ページ9
御館様「悪魔、、、?」
『人間じゃ不可能なことをこなす。 僕は契約者。『復讐を遂げるまで裏切らず守り抜く』『命令には絶対服従』『絶対に嘘を吐かない』この3つを契約してる。そして膂力・脚力や頑丈さは人間離れ。人の手によるいかなる殺傷手段でも殺せない。主食は
"人間の魂" 。呼び出した者の願いを叶える代わりに願いが果たされた暁に契約者の魂を食らう。』
天元「要は鬼と同じじゃねーか。食料人間なんだろう?」
セバス「違いますよ。鬼 というものよりもっとましな生き物ですよ。人間の 願いを 叶えるのですから。」
煉獄「でも人を喰う事には変わりないだろう!!」
セバス「では此方からも言わせていただきますが、何故坊ちゃんが私と契約する事を選んだのに否定を?坊ちゃんは自分が喰われること承知で私と契約を交わしたのですよ。」
柱「っ.....___」
御館様「.......何故シエルは契約を結んだのかな?」
『.............3年前の12月14日。僕の10歳の誕生日の日。僕の家は襲撃にあった。召使いとメイドは皆殺され お父様とお母様も殺された。生き残ったのは双子の兄と僕だけ。だけど人売に攫われて売り飛ばされた。そこからは地獄の始まりだった。毎日毎日ひたすら拷問。背中に焼印を付けられて 刺されて 変な薬打たれて 犯iされて 殴られて 蹴られて 叩かれて ろくに飯も食わせて貰えない。そしてある時 兄が殺された。心臓を短剣で刺されて。 怒りを忘れて僕は此奴を呼び出した。僕を拷問した全員をその場で殺した。そして契約を結んだ。僕はファントムハイヴ家を襲撃した黒幕に復讐するために。 』
さっきとは違う目線を皆僕に向ける。
同情の目を。
嗚呼、反吐が出そうだ。
僕の苦しみなんか何も知らないのに。
天元「だがっ」
セバス「人間は誘惑に弱い。地獄の様な絶望の淵に立たされた時、目の前に脱却できる蜘蛛の糸が現れたら必ず縋ってしまう。・・・どんな人間でもね」
義勇)「(言い返す 事が 出来ない....)」
『たとえ地獄のような場所で絶望の淵に立たされたとしても、そこから這い上がれる蜘蛛の糸があるのなら諦めずにそれを掴む。
御館様/柱)「...........!!!」
『僕は僕の為にコイツと契約したんだ。今更辞める気は無い。』
52人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みでぃあむステーキ。? | 作成日時:2021年1月21日 20時