ACT.17 ページ18
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「もしかしてですけど、センパイ様もFBI行くとかじゃないですよね?ストーカー?」
「ぶん殴んぞブサイク女、コッチの台詞だ。バァカ」
今吉先輩の仕業か
よりにも寄って花宮先輩を送るとか
嫌がらせ以外の何者でもないやんけ
「つか良く日本から出られたな」
「中務の力を思い知ったか」
花宮先輩にコイツ、大丈夫か
みたいな目線を送られ
私は顔を思いっきりしかめた
*
side.Kuroko
「Aさん、今日から派出所でしたっけ」
「ああ、んな事言ってたっけな」
本部で僕と青峰くんは
偶々合流し、Aさんの話を展開した
まさか派出所落ちするとは…
「様子見に行きますか?」
「…ま、暇だしな」
それから僕らはパトロール
っという名目を使って
Aさんのいるであろう派出所に向かった
「すみません、中務さんいますか?」
「中務先輩ですか?や、あの人派出所じゃなくて、何処かの推薦状を受けたって聞きましたけど」
そんな話は聞いていない
僕と青峰くんは顔を見合わせて
急いで車に乗り込んだ
「あの馬鹿、一体何処に飛びやがった」
「わかりませんが、もしかしたら…まだ暗号解読室に手掛かりがあるかもしれません。急ぎましょう」
とは言っても
あの人のことだ
手掛かりがある、何てことは恐らくない
「やられたな、確かに俺等に情報が流れなけりゃ赤司に情報が回る事もねえって訳だ」
「つまり、気付いてたって事ですね」
長く隠せる内容ではないし
多分彼女なら僕等と同じ本部所属の
その時点で気付いていたに違いない
「この15年、彼女に全くの動きが無いから僕らは、その可能性を自然に消していたって事ですね」
「…赤司と同格の頭の回転してるだけの事はあるって訳か、やられたな。まさか何時でも動ける下準備を''俺達との関係を持つ''って形で進めてたとはな」
多分彼女も現在の職が
維持できるのなら
推薦状は受けなかったはず
「…まあ気持ちは分かりますけどね、本部から派出所落ちは僕にも耐え難いので」
「この後状況でまだAをフォローかよ」
「仕方ないじゃないですか、自然現象ですよ。君だって好きな人はフォローしたくもなるでしょう?」
車を本部の駐車場に止めて
ボクが車を降りると
青峰くんも続いて降りた
「お前まだアイツ好きだったのかよ。悪趣味だな」
「キミに言われたくありませんけどね」
「…俺はアレだ一時の気の迷いだ」
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りりぃ - 汐里さん» そのレベル?!(((( え、今回の終わらせ方でもがすっごくきになるんだけど!!期待してます(((( (2015年7月17日 6時) (レス) id: 82453cc335 (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - りりぃさん» そしたらマジスーパー暴走してくよ、暴走しすぎて、お気に入りにしている人も外して行くという超展開になるやつ(((( (2015年7月17日 6時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
りりぃ - 汐里さん» 待て待て待て待て、なんかなかつちゃん本気で危ないやつね?はい、把握(((( てか花宮先輩なにかとイケメンだね( ˘ω˘ )汐里氏ならどんな終わらせ方でも面白いからもっと暴走してほしi((((殴 (2015年7月16日 23時) (レス) id: 82453cc335 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ - 汐里さん» 何でもいいけど、とりま完結させて〜。次回に期待、それではココはチャット禁止らしいんで退散するわ (2015年7月16日 20時) (レス) id: e11ff3d1be (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - ユカさん» ここまで来て何もないエンドとかアリエンティ、此処で引き下がったら今吉さんの台詞も無駄になるし、しつめいして赤司くんが一生支えるオチにする?どういうの期待してんの (2015年7月16日 20時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汐里 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時:2015年3月21日 20時