LIFE.34 ページ35
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『西谷先輩！！ファンです！』
私の言葉に固まる先輩と
それを呆れながら見る澤村先輩達
「えーっと、Aちゃん」
「はい！！」
「道宮がキミの事探してたから行ってあげて？」
道宮結。
ウチの部活の主将で、
ウイングスパイカー。
それに、実力というよりは根性がある。
「はーい！！」
実力自体は、
私が優っている自覚はある。
勿論ズルして持ってる特典みたいなモノ。
所謂チート。
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それでも、結先輩や先輩方は
私の実力を認めてくれているし、
チームの連携だって、ちゃんと取れている
問題点は今の所なし。
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「ゆーいーせんぱーい！！」
「わっ…！A！！おそーい！」
練習に皆があまり出てくれない
って言うのが結先輩の悩み事。
実際出てるの2、3人だし
「ねえ、A。アタシね、
Aがいれば全国も夢じゃないかなって思うの」
「私はリベロで攻撃するのはエースですよ」
クスッと笑って振り返ると
結先輩は真剣な顔をして私を見た
そして口を開く
「……アタシは最悪の場合、
超攻撃型バレーを本番でやるつもりだよ」
「それって……？」
「貴方をレフトかスーパーエースに
持っていくつもりだって言うこと」
それって、つまり……
(リベロを完全に捨てて
攻撃専門のバレーにするってこと……？)
でもそれは、
あまりにもリスクが高すぎる
「無茶です、先輩……」
「無茶でも、だよ」
目が本気
冗談では言ってないってことか
「先輩がこんなで、ゴメンね。A」
「結先輩は、悪く無いです」
でも想いは痛いほど伝わった
女子バレー部は毎年一回戦で敗退
そして先輩達は今年で、最後
「それに私、役に立てて嬉しい」
「！！……うん、ありがとう」
「行きましょうね、全国」
私達の全国への夢は
形だけのものじゃなくて、
一応の目標なんかじゃなくて
(ずっと前から本気なんだから)
「あー！それにしてもいいなあ、A！！」
「え、何がですか……？」
「胸もあるし、顔もいいし、髪も綺麗だし！！何かAに勝てるものないじゃん！アタシ！！」
まあ、頭だって
現役とうだいせいですしねー
私は。
あ、嫌味ですよ！
「じゃあ、先に恋人作った方が勝ち！」
「ええ！？アタシ不利だよね！！？」
「そーですかあ？」
ヘラヘラと、
結先輩の勝利を想像して笑う
だって、私。
この世界で彼氏作ろうなんて思わないもん
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うい(プロフ) - 作者さんの「※終わりません」に笑いました (2016年11月2日 13時) (
レス) id: d55ca277bf (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - 山田花子さん» あれの何処がマネ！？花子さんのが文才高いですけど！！！？！(◎_◎;) (2015年1月28日 0時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
山田花子(プロフ) - 汐里さん» 文才！？ないないない！！それに書きかたとか殆ど汐里様のマネです()、私汐里様信者なので(((、それに私全然更新してないし(o_o) (2015年1月27日 23時) (レス) id: f0f8bd8b60 (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - みちみやさん» ありがとうございます！！そんなこと言ってもらえるとか光栄です！ (2015年1月26日 19時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - 山田花子さん» あざっす！！久しぶりです、花子さん！花子さんこそ何ですか、その文才は……！ (2015年1月26日 19時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐里
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2015年1月17日 15時
