LIFE.14 ページ14
Kunimi.side
「影山！もう一本！！凄い早いやつ！」
「お、おう」
朝練に来てみれば
立花が影山のトスを何度も何度も打とうとしていた
まあ、打ててはいないけど。
「本当にやってんのな、アイツ」
「良くやるよね、そんなタメにならないこと」
「本当にな」
そんな事言いつつも
しっかりと二人のことを見ているあたり
俺も金田一もすっかり立花に毒されている
「立花！！もっと早く動け！そんなんじゃ打てるわけねえだろうが！ボゲェ！！！」
「早くって具体的に言ってみろ！影山ゴラァ！！」
……あの二人仲良いの？悪いの？
掴みかかって睨み合ってるし、もう友情崩壊寸前なんじゃないの。
「何つーか、もっとバッって感じだ！！」
「わかんないんですけど！！？」
「何でだよ！！」
いや、普通わかんないし
ていうか影山ああ言うキャラなんだ？
全然俺らと態度違うし。
「影山！！もう一本！」
「おう」
いや、やっぱ仲良いの方か
アイツ絶対俺らには、あんな簡単にトス打たないし
「おおお！みた！？掠った！」
「掠ったくらいで調子乗んな立花ボゲェ…」
「ちょっとだけ嬉しそうじゃんか」
金田一はソワソワしててキモいし
影山はニヤニヤしててキモいし
やりたい事あるなら、やれば良いのに
「金田一も混ざって来れば？」
「別に混ざりたい訳じゃねーよ！！」
「俺混ざれば？って言っただけなんだけど。なに、金田一混ざりたかったんだ？へえ……」
混ざりたいって事くらい
なんとなく解ってた
立花は何事にも一生懸命だから応援したくなる気持ちも少しなら解る気はするし。
「立花」
「あ！！国見と金田一もやる？！」
「金田一がスパイク教えてくれるって」
「無視なんだ！！？」
立花は酷いよ！と言った後に
金田一のところに向かってスパイクの事について詳しく聞いているみたいだった
「……」
あー……
何でアシストしてんだ俺
馬鹿じゃん。
「ねえ、国見。どうせ暇でしょ？練習しようよ」
「いや、俺スパイクとかしないし」
「じゃあ、レシーブ練習だよ！向こう行って向こう」
俺はネットの向こう側に
始めて味方を見たかもしれない
そういえば、
こんな練習したことなかったな
「ほら、国見！影山がトス打ったよ！！構えてー」
「立花いちいち五月蝿えぞ！ボゲェ！！」
つか、そもそも
俺たちが三年になってから
こんな真面目に練習すんの
初めてじゃん
.
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うい(プロフ) - 作者さんの「※終わりません」に笑いました (2016年11月2日 13時) (
レス) id: d55ca277bf (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - 山田花子さん» あれの何処がマネ！？花子さんのが文才高いですけど！！！？！(◎_◎;) (2015年1月28日 0時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
山田花子(プロフ) - 汐里さん» 文才！？ないないない！！それに書きかたとか殆ど汐里様のマネです()、私汐里様信者なので(((、それに私全然更新してないし(o_o) (2015年1月27日 23時) (レス) id: f0f8bd8b60 (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - みちみやさん» ありがとうございます！！そんなこと言ってもらえるとか光栄です！ (2015年1月26日 19時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - 山田花子さん» あざっす！！久しぶりです、花子さん！花子さんこそ何ですか、その文才は……！ (2015年1月26日 19時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐里
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2015年1月17日 15時
