LIFE.12 ページ12
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「店長！はやく！！はやくバイト上げてくださーい」
「え？もう上がるの？」
「はい！今日予定があって……」
私は約束の30分前に
何としてでも上がりたくて店長を呼んだ
「でも、Aちゃんに用事がある子がいるみたいなんだけど……どうする？」
「え、それ多分私じゃないですよ！」
だって
私人脈とかないし
「そう？じゃあ帰ってもらうわねえ」
上がっていいよ、と
店長に言われ私は
ロッカーにエプロンを詰め込んで店を出た
「何だ、いるじゃん。お姉さん」
「あ、金髪メガネくん」
「これ、本のお金」
流石に無料じゃ受け取れないんで、
と、金髪メガネくんは私に2000円突きつける
「人の好意は受け取るべきだよ、金髪メガネくん。それにそれ、私が店長からタダで貰ったやつだから気にしないで」
そう言って私は
ダサいシンプルＴシャツの上に
上着を羽織った
「お姉さんって、世渡り上手デショ」
「さあねえ」
「何処の学校ですか？」
「北川第一だよ、北一」
そう言って自転車を漕ぐ
あー……
もしかして彼私の事高校生だと思ってたりするかなあ、てかそう思ってるよね。絶対
ま、いっか。
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「あ、おはよう、金田一」
「10分遅刻だぞ、オイ」
「うへへへ、私女の子だからオメカシに時間が」
金田一はジト目で私を見て
それから「あっそ、」と言って歩き出す
「ていうか、お前全然化粧して無いじゃん」
「何で化粧？」
「お、オメカシっつってたじゃん」
それか
でもこの歳で化粧とかしない、よね！？
え、みんなすんの？
「あはは、して欲しかった？」
「……あ、あのバスが多分そうだ」
「あれ？無視？？！」
金田一くん酷いよう……
お姉さん悲しくなっちゃうよ？
「にしても、この辺何もねえな」
「俺たちが言えることか？」
「あー……確かに」
まあ、私元々ほら
東京生まれの東京育ちだからさ
あ、うん、ちょっとだけ自慢のつもりだったんだけど皆メンタル強いね。
「にしても割と近いんだね、雪が丘」
「お前の遠いって何処？」
「あれ、雪が丘って遠かった？」
私の遠いは、うん
30分の距離は遠いの部類に入ります
「でもほら、降りるのここでしょ？」
「あ、本当だ。見てなかった、サンキューな」
「良かったな、私が見てて」
「お前って割と素直じゃないよな」
え、うそ？
私素直だよね……？あれれ
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うい(プロフ) - 作者さんの「※終わりません」に笑いました (2016年11月2日 13時) (
レス) id: d55ca277bf (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - 山田花子さん» あれの何処がマネ！？花子さんのが文才高いですけど！！！？！(◎_◎;) (2015年1月28日 0時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
山田花子(プロフ) - 汐里さん» 文才！？ないないない！！それに書きかたとか殆ど汐里様のマネです()、私汐里様信者なので(((、それに私全然更新してないし(o_o) (2015年1月27日 23時) (レス) id: f0f8bd8b60 (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - みちみやさん» ありがとうございます！！そんなこと言ってもらえるとか光栄です！ (2015年1月26日 19時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - 山田花子さん» あざっす！！久しぶりです、花子さん！花子さんこそ何ですか、その文才は……！ (2015年1月26日 19時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐里
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2015年1月17日 15時
