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案の定少し仕事が長引き
約束の19:00を15分ほどすぎてしまった
オシャレなレストランの前で名前を告げるとウェイトレスに早速案内される
やばい、もうすぐ目の前に目黒蓮が…
髪ボサボサじゃないかな?メイクよれてないかな?スーツにシワ着いてないかな?
いつもじゃ気にしないところが次々と浮かび上がる
冷や汗すらかいてきた
「こちらになります、では」
ウェイトレスが去り、立ち尽くしてしまう
が個室なので意を決して引き戸を開けた
『遅れてすいません』
「………いえ、お仕事お疲れ様です」
頭を下げ遅れたことへの謝罪を述べると想像以上に優しい声が上から降ってきて
咄嗟に頭を上げた
『うわっ…』
イケメンという言葉が出かかって慌てて引っ込める
『小林Aです』
もう一度深々と頭を下げ、挨拶すると
「顔あげてください、僕は目黒蓮です。食事しながら話しましょう」
私より年下なのに気が使えてなんだか私が年下になった気分
この人の魅力なんだろうな
文句の言いようがないくらい料理が美味しくて話も弾みさようならの時間になってしまった
「えっと、Aさん次いつ会いますか?」
このままバイバイなんて嫌だな
明日も会いたいな
柄にもなくちゃんと恋してしまった
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作者名:mimi | 作成日時:2021年2月1日 19時