降谷零の本気。【降谷零】

Eraser／R. ページ5

消しゴム(けしゴム)とは、主に鉛筆などで書かれたものを消去するときに使う文房具。従来は天然ゴムが主成分だったためそう呼ばれる。現在はプラスチック製が主流の為字消しとも呼ばれるが、消しゴムとも呼ばれている。英語ではEraser《イレイサー》である

引用→Wikipedia
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※降谷さんが中学生時代の時の話





授業中。隣の席だった女子が俺に話しかけてきた。



その子は物静かで、僕に話しかけてくると思っていなかったから、ほんの少しだけ驚いたのを今でも覚えている




彼女は僕の方をちょんちょん、とつついて




『あー、その…消しゴム、取ってくれない？降谷くんの方に落ちちゃって』




｢あぁ、ちょっと待ってて…はい、｣





どうぞ、と言って彼女に返したのはピンク色の消しゴム




『ありがとう。』




彼女に消しゴムを渡す時、俺の指先と彼女の指先が触れた。





『ｯ､』



がたがたっ




皆が(一応)静かにしている授業中になった音は一段と響いて聴こえた。チラホラと俺たちの方を向いている人がいる



数学の先生が、｢名前、降谷、あんまりいちゃいちゃしてんなよー｣と、冗談っぽくからかうと、クラスメイト達が茶化すように笑いだした



小声で｢その、からかわれちゃって、ごめんな？｣と彼女に言うと



『別に、嫌じゃないよ』


なんで僕の顔をみて言わないんだ




なんで

なんで、そんなに顔が赤いんだ




────それ、どういう意味？

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