【HQ】"元"相棒【男主】

９− スタートライン ページ13

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滝沢「木兎光太郎。鷲尾辰生。猿杙大和。赤葦京治。木葉秋紀。小見春樹……」


次々と呼ばれていく先輩たち。

俺が予想していた通りって感じだ。



そして残り最後の1人が呼ばれる…




滝沢「夜月A。以上が今回のスタメンとなる。このメンツで優勝目指すぞ」



____え？


俺の名前が呼ばれたような……？

いやいやいや！！まさか！！
まだ入ったばっかの1年生、呼ばれるわけが無い。

空耳が聞こえるようになってしまうとは…
毎日夜遅くまで練習してるから疲れているのかもしれないな…




滝沢「呼ばれたヤツらは前に来てくれ！ユニフォーム配るぞ」


呼ばれたかもしれない。いや、幻聴だろう。
そんな思考が俺の頭を埋めていく。



赤葦「A？行くよ」

赤葦さんが俺を呼ぶ。


『赤葦さん…お、俺…呼ばれましたか？』

なんて聞くと、先輩たち全員が笑いだす。


木葉「あっはは、呼ばれてたじゃん！」

鷲尾「あぁ、呼ばれていたな」

猿杙「さては混乱しちゃってる感じかな？」

小見「そんな感じっぽいな！」


赤葦「うん、Aの名前呼ばれてたよ」

木兎「A！！お前は今日から俺達と一緒に戦うんだ！！！」



俺…呼ばれたんだ…

俺……この人達と同じコートで戦えるんだ…！！



『うぅ………！』


木葉「あらあら、可愛い顔がぐちゃぐちゃだよ(笑)」

赤葦「鼻水まででてる…はい、ティッシュ」




「「「「「「おめでとう、A」」」」」」

『はいっ！ありがとうございます！！』


俺、スタートラインに立てたんだ！！



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話の関係上、長尾渉の位置をAにしています。
嫌な方がいらっしゃったら申し訳ないです…。

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