【HQ】"元"相棒【男主】

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国見 side


･

声をかけに行きたい。でも、俺が行ったって……



その時だった___


木兎「バレーは個人競技じゃない。チーム(･･･)でするもの。ここには誰もAを責めたりするやつはいない。そして俺たちは先輩なんだ。迷惑かけまくれ！そして頼れ！」



いい仲間に恵まれたね…A。


その言葉を聞いたAは落ち着きを取り戻し、いつも通りに戻ったようだ。

そして、なにか吹っ切れたような顔。





そこからは凄かった。

バンバンと点を取っていく梟谷。


そして、本領発揮…いやそれ以上のプレーをするA。
中学の時よりももっともっと上にいっていた。


Aは1年生とは思えないほどの実力だった。
それは、同じ中学だった及川さんも岩泉さんも感じているだろう。

もちろん、金田一も。




そして、ふと思った。

中学の時ちゃんと"チーム"としてやっていたら、Aは中学の時点でもっと実力を発揮できていたんじゃないかって。



俺たちが成長を止めてしまっていたのかもしれないって___

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