魔法の使えない男と愛され少女３

８５☆ ページ6

フィンside




僕の固有魔法を使って場所を入れ替えその間に逃げる
とりあえず走る
水晶を割られる訳にはいかない！
このまま逃げ

ブシャッ！

え？
まただ
急に血が出てくる
なんで？

カ「最後の悪あがきってやつか？」
カ「いい加減に「渡さない」……？」
フィ「これだけは渡せない！」
フィ「弱虫な僕でも！出来ないんだよ！友達を見捨てるなんて情けないこと！出来ないんだよ！」


そして心臓をカルパッチョが刺した途端僕の心臓に酷い痛みが走った
そしてカルパッチョは首にナイフを持って行った
これだけは
絶対に！！！


ドカン！！！！


マ「無駄じゃないよ、僕が来たから」
マ「ありがとう、フィン君」
フィ「マッシュ君……」

来てくれたマッシュ君の頭から血が出てきた

マ「どゆこと」

カルパッチョの杖の力でカルパッチョにダメージは行かないでダメージを与えたものに帰っていく仕組みだった

カ「今お前がしていることは自己満足だ」
カ「無駄でしかない、そこのフィンエイムズもそうだ」
カ「中等部の頃から出来損ない、兄に比べられながら常に落第寸前」
カ「そもそも場違いだ、ここにいる人間では無い」
マ「うーん、確かに」
マ「出来ないことは早めに諦めた方が賢いし自分を客観的に見て立場をわきまえることも大切だ」
マ「フィン君の行動は君からすれば無駄な頑張りなのかもしれないし見苦しいのかもしれない」
マ「でも、怖くても必死に立ち向かって自分より強い相手に立ち向かう僕の友達をヘラヘラ笑って見下すのは許さない」

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