魔法の使えない男と愛され少女３

１１８☆ ページ39

sideなし




『争い事なんてめんどくさいだけなのに』
マ「僕も本当は争いたくないけど爺ちゃんや友達、そしてAのために仕方なく」
ドミ「大切な人のためか、僕も同じだよ」
ドミ「だが強気な君も僕には勝つことが出来ない」
ドミ「だってそうだろ？兄より優れた弟はこの世に存在しないからね」
マ「僕の家族は爺ちゃんだけですが？」
ド「イノセントゼロ関係じゃね？」
マ「あぁ、それね」

呑気に答えるマッシュ
そして眠そうに目を擦るAの後ろの扉からセントアルズの1人キングルスが傷だらけで入ってきた
そして出場枠を譲った理由を話した
血を出したキングルスを支えながら回復魔法をかける

キン「本当にすまない、どうか奴らに勝ってくれ」
キン「奴らは人の上に立つべき人間では無い」
レヴィ「嘘言っちゃいけないなぁ」
『…………』
レヴィ「覚悟ねぇザコが夢見てんじゃねぇよ」
『！』

キングルスに向けられた魔法をAが消す
そして走り出したマッシュ達
レヴィはランスとドットを閉じ込めてマッシュを殺そうとした

マ「！」
『させないけど』
レヴィ「チッ」
レヴィ「なら2人まとめて血祭りだ！」
『！』

Aとマッシュに向けられた攻撃は目の前に現れた人形によって止められた

アベ「Aを傷つけることは許さないよ」
アベ「それに7対2とはフェアじゃないね、ねぇ母さん」
『アベルさん！アビスさん！マカロン姐さん！』
マ「また人形に話しかけてる」

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