魔法の使えない男と愛され少女３

１０５☆ ページ26

Aside




目を覚ますとそこはどこか知らない家のベッド
目に入った鏡を見ると私の姿は幼い頃の私になっていた

『イノセントゼロが記憶って言ってたけど、これってもしかして当時の私？それとも夢？』
母「いつまで寝てるの、A！起きて！」
『！？』
母「何マヌケな顔してんの、早く起きて」
『お、お母さん？』
母「何？寝ぼけてるの？」ﾆｺｯ

初めて見る私のお母さんの顔
優しくてけどどこか美しいお母さん
初めて見るはずなのになんで
なんでこんなに涙が止まらないの？

『お、お母さん……』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
母「ちょ！どうしたの！」
父「どうしたって、A！どうした！？」
『お父さーーーーん！！！』ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
父母「？」

2人からしたら起きた娘がいきなり大泣したことになってるんだろうけどそれどころじゃなかった
久しぶりの声に顔そして体温に涙が止められなかった






☆ここから少し過去編に入りますお付き合い下さい

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