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むっつ ページ6

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家に引きこもってしまえば、他人を気にする事はなくなった。
両親は、好きなようにすれば良いと半ば放任している。


だらだらと時間を浪費するだけの日々。
フラッシュバックする人の視線、妄言、暴言。


すべてを忘れたかった。
大切だった、零との思い出すらも。



登校を拒否した日から今の今まで零からの連絡は何一つない。

その事実がわたしを不必要だと嘲笑っていた。



____もう、どうでもいい。


思っても無いことを口走る。
どうでもよくなんかない。元に戻りたい、幼い日のように隣にいたい。

そこはわたしの居場所なんだって、声を張り上げて主張したい。




この気持ちはきっと憧れや友愛などではない。

そんなことはもう分かりきっていた。




それでもわたしはこの気持ちに名前を付けずに蓋をする。
もうきっと会うことがないのだと、言い聞かせて。

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作者名:しき | 作成日時:2018年5月26日 22時

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