影山のひきこもり ページ1
さっきまで晴天だった空は土砂降りに変わり、どんよりと曇っている。
降りしきる雨の中、烏野高校男子バレー部一同が森の奥にある締縄の前に立っている。
山「本当にあった...」
澤「まさか、あるとはな。」
清「おばあちゃんの言い伝えどうりね。」
月「...」
東「本当にこの奥に行くの...？」
田「当たり前です、旭さん！」
西「その為に来たんですから！」
縁「こら！静かにしろ！」
菅「大丈夫？谷地さん帰っていいんだよ？」
谷「い、いえ！影山君のためにも帰りません」
...今日は土曜だ。
今、この状況になった原因。
それは、 昨日の部活にさかのぼる。
「え！影山二週間前からひきこもったってほんとうなんですか！？大地さん！」
澤「ああ、部活にきてないのはなぜかと武田先生にきいてみたんだ。そしたら、
影山のお母さんから５日前に電話がきて、
息子がひきこもって部屋から出てこないと
言われたらしい。」
菅「あの影山が？」
月「あんなバレー馬鹿なのに」
谷「どうしてひきこもっちゃったんでしょう？」
山「俺たちなにかしたかな...」
澤「それが話しかけてもなにも応答せず、
飯もろくに食べてないらしい。
うめき声も聞こえるだとか。」
日「それってかなりおかしいですよね？」
縁「あの影山が飯食べないなんてな。」
田「二週間も食えないなんて死んじゃいますよ！」
清「...」
西「どうかしたんですか？潔子さん」
清「澤村。影山の状況について武田先生をとおして詳しく教えてもらって。」
澤「？あ、ああ。」
一同-清水「？」
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作者名：なのは | 作成日時：2017年3月25日 13時
