第28話▽伊之助 ページ30
貴方side
んん……
何やら騒がしい声に目覚めた。
「あっ、Aさん!」
『ん、正一くん…いててて、腰が……』
「助けてください!」
『ん?どうかし……っ!い、いのすけ……?』
「だめだっ!この箱に手出しはさせないっ!!炭治郎の大切なものなんだ!!」
「おいおいおい、何言ってんだァ?そん中には鬼がいるぞ、分からねぇのか?」
『……っ!ぜんいっ』
「そんなことは最初からわかってる!!」
っ!!分かってたの……?善逸。
わかってて、守ったの…?
「俺が……俺が直接炭治郎に話を聞く……だから、だからお前は、引っ込んでろ!!!」
善逸……!
善逸が伊之助に蹴られる。
『善逸!!伊之助!!!!』
「Aちゃん、!お、起きたの…?良かったぁ。」
「あぁん?誰だテメェ。なんだ俺の名前を……?どっかで……」
わ、忘れてたの?私の事!?
ガーン、と少し落ち込む。
「炭治郎……!」
!?炭治郎!戻ってきた!
「おれ、守ったよ……炭治郎の大切なもの……。」
蹴り続ける伊之助、
『伊之助っ!やめ、』
「やめろぉ!!!!!!」
炭治郎……!
炭治郎が伊之助に向かって拳をぶつける。
『っ!炭治郎!伊之助っ!』
「骨っ、折った!!!」
伊之助の骨の折れる音は私も聞こえた。
「お前は鬼殺隊員じゃないのか!何故善逸が刀を抜かないか分からないのか、隊員同士で悪戯に刀を抜くのは、御法度だからだ!!」
炭治郎……
「それをお前は一方的に痛めつけていて、楽しいのか!!卑劣、極まりない!!」
144人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真白(プロフ) - すんすんさん» ご愛読ありがとうございます!!かまぼこ隊にこれからもっとからませて行きたい…!更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします!! (2020年1月27日 7時) (レス) id: 224d3c6bde (このIDを非表示/違反報告)
すんすん - めっちゃ好きです!個人的に伊之助と善逸がめっちゃ好きなので、絡み多くて嬉しい…!更新頑張ってください!お待ちしております^^ (2020年1月26日 23時) (レス) id: ac2bef4c95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:真白 | 作成日時:2020年1月20日 8時