第12話▽せっかち親分 ページ13
貴方side
「……大丈夫か?A。」
炭治郎が私の顔を覗き込んだ。
『うん、……大丈夫。伊之助は炭治郎とは別の人だよ。私の命の恩人なの。』
「もしかして、猪の被り物した上裸のせっかちな奴のこと?」
我妻くんも私の顔を覗き込み、首をかしげた。
『え、そうだよ!どうして知って…』
「あいつなら、一番に山をおりて、話も聞かずに帰って行ったと思うけど……」
な、なんだ…良かったぁ。
そもそも私より強くて守ってくれた伊之助に、心配なんていらなかったな。
なんて考えながらも安堵の溜息を零す。
「って言うか!お前とその、伊之助って奴は名前で呼んでるのに!なんで俺だけ苗字なの!?名前で呼んでよAちゃぁん!」
『炭治郎にはそう読んでって頼まれたからかな。伊之助は……なんでだろ?えっと、善逸くん……でいい?』
「ぐっ、可愛さの集合体……前世でどんな徳を積んだんだ……!」
お世辞が上手いね、善逸くん。
そんなこと言ったら伊之助なんて、前世何回世界を救ったのだろうか……
「あっ、この手ぬぐい!洗って返すね!!」
『いいよいいよそんなの。』
「だめ!絶対に返すから、絶対の絶対!」
なんでそんなに返すことにこだわるんだろ…?
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真白(プロフ) - すんすんさん» ご愛読ありがとうございます!!かまぼこ隊にこれからもっとからませて行きたい…!更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします!! (2020年1月27日 7時) (レス) id: 224d3c6bde (このIDを非表示/違反報告)
すんすん - めっちゃ好きです!個人的に伊之助と善逸がめっちゃ好きなので、絡み多くて嬉しい…!更新頑張ってください!お待ちしております^^ (2020年1月26日 23時) (レス) id: ac2bef4c95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真白 | 作成日時:2020年1月20日 8時