腐っても愛。 (ページ6)

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高校時代ページ6

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( はやく家を出よう )

それだけしか私はこの地獄の脱出口がなかった。

・・・家を出るにはお金がいる。

大人になって苦労したくないから
いい大学だって行きたい。

そのためには、
お金を稼いで人一倍勉強しなくちゃ。

そう決めて高校に入学した。

2つかけもちでバイトを始めて、
毎月入るバイト代は全部貯金として回した。

バイトがない日と寝る時間以外は、
死に物狂いで勉強をした。

精神的にも身体的にも崩壊してた高校1年の冬。

私には初めての彼氏が出来た。

告白された時は、
恋愛する暇なんてないし
正直恋愛感情として意識したことが
無い相手だったから、断ろうとした。

、、、じゃあなんで付き合ったんだよ
とか言われそうだけど。

精神的に壊れていた私にとっては
誰かに愛されることが唯一の救いだったから。

私に優しくしてくれて、

私の家庭環境も理解してくれて、

デートはあんまり出来なかったけど

毎日好きって言ってくれて…

その人と付き合ってからは
家の事考えなくていいし、
私の全てを肯定してくれるから

悩むことが少なくなった。

死にたいって思わなくなった。

けど、彼氏の浮気が発覚して1年も経たずに別れた。

私が重いから浮気したらしい。

私が重かったから、
面倒くさくなって違う女の子に行ってしまった。

確かに私は心配症だから

会えない日は毎日どこで何してたか
連絡して欲しいって言ったり、

他の女の子とLINEでやりとりしてないか
彼が寝てる時に確認したりとかはあったり

まぁ、他にもあるけど…

でもそれは彼を本気で好きだったからした事だし、

それを理解してくれないのがありえないと思った。

私を好きじゃないならもういらない。

・・・もっと私を愛してくれる人を探さなきゃ。

そう思ってからは来る者拒まず、去るもの追わず。

告白してくれた人と付き合って、別れて。
付き合って別れての繰り返しだった。

そんな私をよく思わない女の子もいて、
" 河合Aは男たらし "
だとか変な噂流されたりしたけど…

結局愛されたもん勝ちだし。

負け組の女の子なんか怖くもなかったから、
全く気にしなかった。

勉強して、

お金を稼いで、

恋愛に依存して…

そんな高校生活だった。

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