#186. ページ5
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「おら、飲まねぇとバラすぞ？？」
なにを、なんて聞かなくてもわかる。
私が転生者だってことだよ。
『脅し...』
「脅してなんかねぇよ、俺らの仲だろ？」
『どんな仲だ』
ただの仲のいい上司部下関係だよ。
「A、ヒーローになるの？」
私と同様、無理やり飲まされていた向かいに座る無一郎くんがぽやぽやとした顔で問いかけてきた。
うーん、そうだなぁ。
『鬼が、全滅したらそれもいいかも、』
鬼殺隊が嫌なわけじゃない。
むしろ、誇りを持って活動している。
けど、ヒーローになる夢も拭えなかった。
実際前世や前前世の記憶を思い出す前の私は、周りの子達と同じようにヒーローに憧れていた時期だってある。
それに、ヒロアカを知っていた私には、キラキラしていて、とてもやりがいのある仕事に見えたんだ。
やってる事は、「人を救う」って面で鬼殺隊もヒーローも変わりはないけど、それでも...
『え、どうした？』
ふと、ガヤガヤしていた周りの人達が静かなことに気がついた。
「ふふ、それもいいなって思いまして」
私の問いかけに誰も答えてくれなくて、数秒続いた沈黙後しのぶさんが答えてくれた。
『え？』
「いえ。鬼がいなくなったあとの世界なんて考えていなかったもので。
ですが、ヒーロー、うん」
「だよなぁ。俺ァ高校で教師やってっからヒーローにはなれねぇけど、そういう道もありだよな」
1人離れたところで月を眺めながらお酒を飲んでいた師範が話に参加してきた。
いや、凄く絵になりますね？？？
「そういう未来があったら、俺らもAと一緒にヒーロー目指しちゃう？」
「善逸は泣いてばかりだから頼れるヒーローにはなれないだろうな」
「ひでぇこと言うなよぉ」
既に出来上がっているのか、善逸くんがわんわんと泣き始めた。
...いや、泣くのは常日頃からだから、普段通りなの？？
「じゃあ、僕もヒーローになるから。
そしたらAの所属してる事務所で一緒に働くね」
『ほんと？
炭治郎じゃなくていいの？』
「うん、炭治郎は事務所立ててそうだから、もう少しして安定したらそっちに移るよ」
『はは、結局は炭治郎のとこ行くカンジね』
ブレないなぁ無一郎くんは。
しかも冗談とかじゃなく、本気なところがまた心にクる。
隠の人が追加で持ってきた美味しいお酒をまた呷った。
※未成年のみんなは飲まないように！
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年中毛布掛けて寝る派(プロフ) - ゆゆさん» 1話だけ見てみました！ 急展開でしたね...ハマってしまいそう...... (2021年4月25日 19時) (
レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 年中毛布掛けて寝る派さん» 無能なナナは最高です（コソッ (2021年4月25日 17時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
年中毛布掛けて寝る派(プロフ) - 星猫さん» マイナーなものはあまり知らないですね。 最近だとやっぱり呪術廻戦とかかな？ 戦闘系のアニメが好きです。 オススメのアニメあったら是非教えてください！ コメントありがとうございます^^ (2021年3月27日 10時) (レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月27日 9時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：年中毛布掛けて寝る派 | 作成日時：2021年3月24日 0時
