#番外編：カミングアウト ページ35
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「オイ夜光」
『ん？』
「テメェ、この期に及んで嘘吐いてんじゃねーよ」
飲み物を求めて、寮を出たところにある自販機を目指す途中、かっちゃんに出会った。
どうした？
「...右手」
『...え、ウソ、さっきので分かったの？』
私の右手あたりを指さしたかっちゃん。
それだけで彼が何を示したのかがわかってしまった。
『んー...ま、ちょっと動き辛いくらい？
飯田くんと同じような感じだし、そんなに深刻じゃないよ』
ま、違いといえば、手術して治る傷と、治らない傷ってところだけどね。と、説明する。
「...メガネの怪我なんてンなもん知るか」
『あ〜そうよね、爆豪くん知らなさそ』
「テメェ喧嘩売ってんのか」
『嘘です、でも爆豪くんが知ってたら気持ち悪いかも』
「お望みなら爆破してやってもいいんだぞ？」
かっちゃんの爆破は、そこらのレベルじゃ比べ物にならないほど強力だからやめとく。と降参を示す。
個性ありで戦ったらそれこそ勝ち目ない。
強個性VS無個性、そんなんいじめと一緒じゃないか。
「...ま、支障ねーんならいいわ、帰る」
『え！』
「ンだ、文句あんのか」
『...や、心配してくれてありがとう』
「...別に」
あれ、今日はやけに素直だな、気持ち悪い。
かっちゃん、実は色々気付いてそうだな。
1回、隊服でかっちゃんのお世話になったことだってあるし、その時に見られてるし。
ずっと秘密にしてくれて、本当にありがとう。
感謝を込めてコーラを投げたらキャップが取れた状態で空中を飛んで戻ってきた。
コーラの雨が降って、ビッショビショだったけど、楽しかったから許しちゃう。
私が心の広いお姉さんでよかったわねオホホホホ。
『ところで轟くん、いつまでそこにいるの？』
「...悪ぃ、聞こうとは思ってなかったんだが」
『うーん、真面目くんがコーラ塗れになってんのはちょっと面白いから許す』
「？」
それから、後遺症の話はみんなにしないで欲しい旨を話した。
『いやーでも轟くんにはバレたくなかったな』
「なんでだ？」
『胸に手を当てて自分に問いかけてみたらわかるんじゃない？』
「ん？当ててもわかんねぇぞ？」
『これだから天然は...』
「バカと天然は紙一重なんだろ？悪口か？」
『違うよ！君は頭はいいよ！！
でも時に天然さが勝って人の秘密バラしちゃうことがあるんだよ！知らんけど！！』
「...そうか」
この2日後、轟くんは無事秘密を漏らした。
･
終わり
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年中毛布掛けて寝る派(プロフ) - ゆゆさん» 1話だけ見てみました！ 急展開でしたね...ハマってしまいそう...... (2021年4月25日 19時) (
レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 年中毛布掛けて寝る派さん» 無能なナナは最高です（コソッ (2021年4月25日 17時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
年中毛布掛けて寝る派(プロフ) - 星猫さん» マイナーなものはあまり知らないですね。 最近だとやっぱり呪術廻戦とかかな？ 戦闘系のアニメが好きです。 オススメのアニメあったら是非教えてください！ コメントありがとうございます^^ (2021年3月27日 10時) (レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月27日 9時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：年中毛布掛けて寝る派 | 作成日時：2021年3月24日 0時
