#208. ページ27
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身内に鬼が出て自害した桑島さんとは違い、自害することなく飄々と生きている私に怒っているのだろうか、善逸くんはズンズンとこちらに歩いてくる。
因みに私はようやく退院した。おめでとう私。
『善逸、くん』
「...っ馬鹿野郎！！！！
勝手に死ぬ覚悟決めてんな！このゴリラ女！！！」
その言葉を聞いた瞬間、自分が情けなくなったのと、仲間思いが胸にきて、善逸くんに抱きついてボロボロと涙を零す。
こんなにも私のみを案じてくれていたのに、疑ってしまった自分が情けない。
こんなにも心配してくれて、
『うぅ...あﾞりﾞかﾞとﾞうﾞぅ〜〜〜〜〜』
「Aちゃんもこれで俺のこと笑えないよ？
普段の俺より酷い顔してる」
『自分が酷い顔って自覚してんだね』
「酷い！！」
『嘘、ちゃんとしてればカッコイイよ』
善逸くんの黄色い羽織で鼻水と涙を拭いた。
殴られた。照れ隠しかな。
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帰ってきた。
帰ってきてしまった、1年A組寮。
お館様が頑張ってくれて、私は
10月になって木々も色付き始め、涼しい風が私を撫でる。
門を潜って寮の玄関へ近づくと、黄色と赤い頭が一つづつ見えた。
ワイワイとなにやら盛りあがっていたが、2人と目線が合うと数秒、ピタッと動きが止まった。
叫んでまた建物に入っていくのを見届ける。
どうしたどうした。
えぇ、大丈夫かな、なんか入りたくないな。
モタモタと、2人を見届けた時の格好でフリーズしてた。
「Aーーー！！！」
新しくなったスマホを覗いて、連絡が無いかを見ていたら、ダダダダッとものすごい足音と私を呼ぶ声が聞こえた。
馬か？
パッと顔をあげるとそこには約1ヶ月ぶりに見る顔がたくさん。
「退院おめでとう！」
「も〜Aちゃん無茶しすぎっ！」
「今文化祭の準備してんだぜ、早くAも一緒に働こうな」
「Aちゃんどこ部隊がいいかしら？
バンドは埋まっちゃってるのだけど、ダンスはまだ空きがあるわ」
「俺たちと演出隊でも楽しいぞー」
相変わらず、騒がしいクラスメイト。
日常が日常過ぎて、本当に帰ってきたんだと、帰ってこれたんだと思うと視界が歪んだ。
「...A、よかったな。よかったよ、本当」
『......うﾞんﾞ』
炭治郎と伊之助が背中を撫でてくれて、善逸くんは優しい手つきで涙を拭ってくれた。
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年中毛布掛けて寝る派(プロフ) - ゆゆさん» 1話だけ見てみました！ 急展開でしたね...ハマってしまいそう...... (2021年4月25日 19時) (
レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 年中毛布掛けて寝る派さん» 無能なナナは最高です（コソッ (2021年4月25日 17時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
年中毛布掛けて寝る派(プロフ) - 星猫さん» マイナーなものはあまり知らないですね。 最近だとやっぱり呪術廻戦とかかな？ 戦闘系のアニメが好きです。 オススメのアニメあったら是非教えてください！ コメントありがとうございます^^ (2021年3月27日 10時) (レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月27日 9時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：年中毛布掛けて寝る派 | 作成日時：2021年3月24日 0時
