とりま鬼と敵、滅するわ第三弾！ (ページ41)

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128話ページ41

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「俺があの時、ツギハギ野郎に妨害されても動揺せずに取り返せていたら、爆豪はここにいたのにって考えちまう。
自分自身の、弱さが改めて思い知らされるんだ」

周りが騒がしい中でも、そんな轟くんの声は、私の脳によく響いた。

「体育祭の時、俺がお前らに...お前に言った言葉覚えてるか。
あっち側の＿＿殺しをする人間の、動き方だって」

"「おまえらの強さ、あまり目立っていないようだが...。
あの身のこなし方、どう考えてもあっち側の人間の動きだよな。
どこでどうやって習ったか知らねぇが、お前らにも負けるつもりはねぇ」"

『覚えてるよ。
1ヶ月しか経ってないけど、あの時はまだ轟くんも尖ってたよね』

「あぁ...本当に、酷い事言ったなと思って。
敵相手に、仲間守りながら戦う奴が、そんなハズねぇのに...」

『いいんだって。
誤解されるような戦い方を鍛えてた私達が悪いんだし』

轟くんがそんな所気にしてるなんて、なんか意外だったりする。
同い年相手に可愛いなぁ、なんて思ったり。

「ほんと、悪ぃ」

『何度も謝らないの、さっき謝ったでしょ？
いいよって言ってるんだから、1回でいいんだって』

「あぁ...ありがとう、姉さ...」

『え？』

「悪ぃ、間違えた」

いや待て、このシリアス回にそんな間違いある？！

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轟くんが話してるのは、第二章 63話の話でした。

別にAはそんな事気にしてないけど、些細なところも気にしちゃう轟くん書きたかったんです。