とりま鬼と敵、滅するわ第三弾！ (ページ29)

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116話ページ29

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時は過ぎ、林間合宿当日。

パーキングがと思ったら、そこから魔獣を倒して自ら合宿場まで行くというヤバい行事も終わり、今は夜ご飯だ。

『「いただきます！！」』

久しぶりのご飯に目を輝かせる私達。
いや、私はポケットに入ってたカロリーメイト食べてたから久しぶりではないけど。

「へぇ、女子部屋は普通の広さなんだな」

『うん、まじ楽しいよ』

結局連れてくることになった禰豆子ちゃんを膝の上に乗っけて耳郎ちゃん達と話す。

「美味しい！！米美味しい！！」

「五臓六腑に染み渡る！！
ランチラッシュに匹敵する粒立ち！！
いつまでも噛んでいたい！」

目の前に座る切島くんと上鳴くんがあまりの勢いで禰豆子ちゃんがギュッと服を掴んで見上げて来た。

この人達は大丈夫なのだろうか、と問う様に。

「ね、A。
竈門の妹はご飯食べなくてもいいの？」

『あー、うん、まぁね』

大丈夫だよ、と言うように禰豆子ちゃんの頭を撫でた。

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突然だけど今、私はピンチを迎えていた。

「さぁ、遥ちゃんの成長を見ないとね....」

「早く曝け出しなさい！
曝け出さないなら…おりゃっ！」

『わっ、三奈ちゃんやめ、ちょっと！いきなりやめてよ！』

脱衣場は戦場。
透ちゃん三奈ちゃんの2人に挟み撃ちされた私は逃げ場も無く、皮を剥がされたのであった。

「隣の風呂場から如何わしい声が聞こえる...」

「む？！我妻くん、鼻血が出ているぞ！
体調が悪いなら先生に言わねばならんと言ったでは無いか！」

「飯田、あいつは救いようのねぇ奴だ。
放っておけ」

そんな声も聞き取りやすくなった露天風呂。

やっとの思いで禰豆子ちゃんを連れて逃げ出した私はそこでもまた追い回されていた。

あと瀬呂くん、君ナイスだ。
善逸くんは救いようのない奴なんだよ良く分かってる！！

体を素早く丁寧に洗って白く濁った温泉に入る。
そうすれば2人も何とか収まるだろう。

...てかなんで私。
百ちゃんとか百ちゃんとか、触りたくなるパイはそこら中にあるでしょうが。

「壁とは超える為にある！プルスウルトラ！！」

突如聞こえた大声にビクッと肩を揺らす。
あぁそうだった、峰田がここで壁超えようとするんだった。

最近物忘れが凄すぎる...まさか歳？

それにしても、この壁を超えたら超えてはいけない壁まで超えてしまう事に気付かないなんて峰田はアホだ。
いくらテストの結果が良くても人間的にアホなヤツは破滅のみなのだよフハハハハ。