114話 ページ27
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馬鹿3人を禰豆子ちゃんとどうにかして引っ張り出し、封を開けた。
『明日話あるから御館様のとこ集合って書いてある。
...なんでメールじゃなくて手紙なんだろう』
大正の頃のように御館様直々なのだろうか、綺麗に折り畳まれた和紙に、もう長い事見ていなかった御館様の字。
なんだか、昔に戻った様で懐かしさを感じる。
「...？
Aちゃん、手紙の裏に何か書いてあるよ」
『え？』
善逸くんに言われて裏返してみると...。
"追記:義勇から綺麗な和紙をプレゼントして貰ったので使いたくなって使っちゃいました。
出来たらこの手紙記念として残しておいて下さい。"
『「...。」』
いや御館様、キャラ崩壊凄すぎて。
てか本文より追記長いのなんなの。
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『それで、お話とは？』
隠の方に連れて行って貰う方針は変わらず、何人もの隠部隊さんに運んで貰う事約3時間。
御館様の庭で合流した私達はひなき様にちか様に案内して貰い...そして冒頭に戻る。
因みに禰豆子ちゃんは蝶屋敷にてお留守番だ。
「うん、炭治郎達4人に柱と同じ様な任務を任せようと思っているんだ」
「それってつまり...？」
「かつての十二鬼月達と同等の力を持った鬼と主戦力で戦ってもらいたい。
近頃はザコおn...若干弱い鬼達の目撃情報はあるけど強い鬼の目撃情報は少ない」
『待って御館様。
今ザコ鬼って言いかけました...？』
「口を慎むんだA」
『フゴッ』
ザコ鬼の流れがどうしても気になり、途中で口を挟む。
挟んで即座に両側から手が伸び、私の口を塞いだ。
炭治郎と伊之助である。
...伊之助意外と常識人？
「という訳で、学業も忙しいと思うから4人で柱2人分くらいの仕事量でいいよ。
それじゃあ訓練に勤しんでね。」
凄い簡素に済まされたけど、なんか私達重要な事を任されちゃったらしい。
隠の背中に乗って足りない脳みそなりに、さっきの話を整理してみる。
...えっ、4人で柱2人分の仕事こなすの？
階級低いけど大丈夫なんかな、え？
無事家に到着すると、3人はもう着いていてリビングでだらけていた。
『なんか、凄いことになっちゃった気もするんだけど気の所為かな』
「いや気の所為じゃないだろ」
「つまり俺ら強いって事だよな？！？！」
「無理ぃぃぃい、俺弱いのになんでぇぇええ」
みんな能天気過ぎて草。
って、なんか忘れてる気が...。
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作者名：年中毛布掛けて寝る派 | 作成日時：2020年7月4日 9時
