とりま鬼と敵、滅するわ第三弾！ (ページ18)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:93,601 hit

105話ページ18

･

その日の放課後、家に直行した私はまず、世界史の暗記を始めた。

初めて数分経って禰豆子ちゃんが部屋に顔を出したので教科書を窓の外にスパーキングした。

『どうしたの？禰豆子ちゃん』

そーっと入ってきたかと思えばクイクイと着っぱなしだった制服のスカートを引っ張ってくる。
あ、炭治郎が居なくて寂しがってるのか。

『お兄ちゃんが居なくて寂しいのかな？
でもお兄ちゃん今日常闇君って子と遊びに行ってて居ないんだよ...』

全く、同期2人が目覚めてないのに何してるんだか。

てか、約束と違う。
2人の分の荷物持ってくるんじゃなかったの？
え？？

そう言うと、禰豆子ちゃんはふるふると頭を振った。
取り敢えず、未だにクイクイと引っ張ってくるので大人しく着いて行く。

たどり着いた先は玄関であった。
...人影が見えるぞ。幻覚…？？

ドアギリギリに立っているであろう人物。
...これ、絶対不審者だよな？

と、とりま覗いてみる？

そう思って禰豆子ちゃんを抱っこし、２階に上がって窓から玄関を覗いた。

二階の窓から除くとそこには見慣れた半々羽織＿て、冨岡さんじゃないか？？

『不審者じゃ無かったね、禰豆子ちゃん』

「むぅー？」

『禰豆子ちゃんも、行く？』

「！！」

コクコクと頷く禰豆子ちゃん。
...まじ可愛い、癒されるぅ～。

因みに禰豆子ちゃんが昼に外へ出られるのには秘密がある。

隠の方に禰豆子ちゃん専用羽織を作って貰ったのだ。

すっぽりと被った禰豆子ちゃんを確認して、外へ出る。
...出るってか、冨岡義勇という名の壁があって進めなかったけど。

『どうしたんですか、冨岡さん？』

「...起きた」

『あ...そ、そうですか』

何が起きた、だよ？！
きっとアレだね、早朝まで任務続いててさっき起きたんだね？！

『お、お疲れ様でした...。
早朝まで任務だったんですか』

「いや...蝶屋敷に」

えﾞっ。
蝶屋敷で寝泊まり？
何、デキてんの？

「我妻と嘴平の...」

『あ、そういう事？！
早く言ってくださいよ、言葉が足りな過ぎません？！
......伝えに来てくれてありがとうございましたっ！』

最初からそれを言えよぉぉぉお？！
2人が起きたんだね？！

つかなんでしのぶさんもRINEで伝えてくれなかったかな？？

絶対冨岡さんで遊んでたでしょそうでしょ？！

『炭治郎に連絡しておいてあげてください！
お願いしまーす！！』

「...あぁ、了解した」

なんっで、返事だけは出来るんだよっ。