とりま鬼と敵、滅するわ第三弾！ (ページ17)

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104話ページ17

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朝5:45。
チャイムの音で目が覚めた。

『はい…って、炭治郎？』

見覚えのある制服、見覚えのある耳飾りに木箱。
大荷物を持った炭治郎が立っていた。

「今日から住もうかと思って。
あぁ、心配しなくても2人の分は放課後に分けて持ってくるよ」

『いやそうじゃないっ！
こっちにもね、色々準備ってもんがあるの！
家1回掃除したいし！！』

「...これが？」

勝手に入ってきた炭治郎が居間を見て問う。
...まぁ確かに、生活感は無いけども。

『い、いや下着とか落ちてたら嫌でしょ？！』

「禰豆子ので見慣れている」

『あぁなるほどね...って禰豆子ちゃんそんな情報言われたくないと思うよ？！』

「そうなのか...ごめんな」

『...もういいよ、部屋割り考えとくから適当に座っといて』

「ありがとう！」

ありがとう！じゃねぇんだよ！？
もっと事前に言って欲しかったよ、何でこんなに急に...。

炭治郎に小声でグチグチ言いながら、朝の支度を始めるのだった。

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『じゃあ禰豆子ちゃんは窓がない真ん中の部屋ね。
あ、炭治郎と一緒じゃなくて大丈夫？』

「ああ！一人部屋を貰えて嬉しがってるぞ」

『禰豆子ちゃんが喜んでるなら私も嬉しいっ！』

因みに部屋割りだが、そろそろ原作も寮生活になる所だと思うので適当だ。

禰豆子ちゃんの隣の部屋は炭治郎で、伊之助は善逸くんと炭治郎の部屋で挟んでみた。
...我ながら上出来。

『ってもう7時半じゃん、そろそろ行かないと遅れるよ』

「じゃあ禰豆子、大人しく待ってるんだぞ」

「むんっ！」

『...お手玉とか、そのタンスに入ってた気がするから使ってていいよ』

......玄関まで見送りに来てくれた禰豆子ちゃんと一緒に住めるなら、案外同居生活も楽しいかもしれない。

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「えー...そろそろ夏休みも近いが、勿論君らが30日間1ヶ月休める道理はない。
夏休み、林間合宿やるぞ」

「「知ってたよ、やったー！！」」

善逸くん＆伊之助の2人がいない日常3日目。
相澤先生からの一言で周りが盛り上がる。
......私もだけど。

「肝試そーーー！」
「風呂！！」

「花火」
「風呂！！」

『恋バナ！』
「入浴！！」

「カレーだな…！」
「行水！！」

み、峰田...風呂ばっかかよ、ぶれねぇな。

「ただし...その前の期末テストで合格点に満たなかった奴は...学校で補習地獄だ」

『ああ...期末テスト...』

補習なんて響きが悪いじゃん？！
無理よ、私無理......。