とりま鬼と敵、滅するわ第三弾！ (ページ2)

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89話ページ2

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「コスチューム持ったな。
本来なら公共の場じゃ着用厳禁の身だ。
落としたりするなよ」

『「はーい！！」』

「伸ばすな「はい」だ芦戸、夜光。
くれぐれも失礼のないように！じゃあ行け」

相澤先生の声を最後に皆それぞれ乗る電車まで歩く。

少し近くでデクくんや飯田くんの声が聞こえるが、きっと原作のあのシーンだろう。

「Aはどの柱の所へ行くんだ？不死川さんか？」

『ううん、実はね、サー・ナイトアイ事務所に行くんだ。指名来てたの』

「えぇっ？！ナイトアイの所行くの？！
柱じゃないの？！俺ら柱稽古するのにぃ？！」

『うん、だってヒーローらしい事も学びたいじゃない』

私、サー・ナイトアイの事、見てて大好きだったんだよ。ヒーローとして凄く尊敬してたの。

そう伝えたら2人...伊之助と善逸くんは何故か穏やかな笑みを浮かべてた。

炭治郎は眉毛をつり上げて...って、いや、サーに恋愛感情抱いてる訳じゃないの。分かる？

『あ、やばい、電車乗り遅れる！またね皆～』

まだ何か言いたげな炭治郎と善逸くん伊之助を残して電車に乗り込んだ。

朝だけど少しだけ空いていて、椅子に座れる。

ヒーロー志望が座るな？

こちとら今朝まで柱の代わりして来たのだぞ！
空いてるなら座ればいいじゃないか！(必死)

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電車に揺られて着いたそこは、立派な事務所。

『おはようございまーす。
私、今日から職場体験をさせて頂きます、夜光Aです』

中に入るとバブルガールが立っていて、私をサーの部屋の前へ連れてってくれたので、有難く機会を頂戴してサーに挨拶をする。

...とは言っても、部屋の外からだが。

「あぁ、夜光Aか。入れ」

『失礼します...ってわぁ！』

入っていいと許しが出たのでドアを開けると、なんとかの有名な「こちょこちょマシーン」が置いてあったのだ。

それをマジマジと見て感動に目を潤わせたら、面白いな、なんて言われた。

え、だって嬉しくない？

オールマイトだらけの部屋にサーが居て、こちょこちょマシーンがあるんだよ？

ファンとして感動しない訳が無いのだ。