100話 ページ13
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ねぇ待って今目の前のこいつはなんて言った？
"同居しないか"
......。
てか他の2人は？
こんな大事な事話してるのにどこ行ったの、え？
『え、ねぇそれマジで言ってる？』
「あぁ、大マジだ」
『大体皆の家族はどうするの。
普通の世界なんだから、高校生でそれはってならない？』
「＿いや、俺の家族は、もう......。」
『......そ、っか...』
話を聞くと、炭治郎が最初に鬼殺隊に入隊した時はまだ生きていて、今度は死なせないように藤の花の香袋を持たせたりしていたそうだ。
その頃はまだ禰豆子ちゃんも人間で。
だけどある日、炭治郎が家に帰ると＿＿＿。
『...私ん家に住もうか、5人で』
「...あぁ」
私達の間にしんみりした空気が流れていた。
そんな時、少し離れた所で私の名前が呼ばれた気がした。
...陰口か？
陰口なのか？
「＿＿大変だったのは...お前ら3人だな！
......あ、あと夜光も」
『ねぇ待って後付なの？』
「ヒーロー殺し！」
「心配しましたわ」
「命あって何よりだぜ」
おいてめぇら、無視か2発入れさせろ。
...あ、百ちゃんは除外で。
「怪我したって書いてあったけど、A大丈夫なの？」
『うぅっ、まともに心配してくれるのは耳郎ちゃんや百ちゃんくらいだよ......』
「うんそれはそうとさ、今日いつもの2人いないね？」
『私の心配じゃなくて2人の心配？？』
いつもの2人...善逸くん達の事だろうか？
確かにさっきから思ってはいたけど...教室を見回してみても、確かに居ない。
『...ホント、もうすぐでHR始まるのにね』
......朝から遠くで任務でもあるのだろうか。
任務の時はいつも善逸くんから「任務ある！助けて〜！！」みたいなRINE来るんだけどな。
『まぁそのうち来るでしょ』
そう呟いた私の言葉に反してその日、2人が学校に来る様子はなかったのだった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
お祝い。
お話100話まで行きました。
職場体験編までで100話って...どこまで続くんだろう、この小説。
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作者名：年中毛布掛けて寝る派 | 作成日時：2020年7月4日 9時
