トリップしたのち不安な日常【銀魂】

#059 極秘 ページ9

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それから数時間後、久しぶりの再会もお開きになり、予定より少し遅れて私は尾州を出た。

お姉ちゃんや須賀にも会えたし、包帯の巻き方や、医療の知識も少しだけ教えて貰ったので私はグレードアップしてる。

実は、予定通りに帰れる予定だったのだが、お土産を買っていない事に気付いて慌てて買いに行ったのである。
そこで酔いも冷めて冷静な判断もとれた(？)

そして久しぶりに(まぁ言っても２日ぶりだけど)着いた江戸に少し感動。

何故か少し寂しくなったので屯所へと、急ぐ。

屯所に近づくにつれて聞こえるのは何やら騒がしい声。
不安になり、走る。

門を潜るとそこには、目を見張る光景が広がっていた。



『ざ、ザキ！これ、一体何が...』



＿＿＿＿隊士の多くが負傷している。
近くにいたザキに聞くも、彼の頬にも擦り傷が。



「あぁAちゃん、帰って来たんだ。
おかえり、迎えに行けなくてごめんね」

『いやそうじゃなくてさ、なんで皆こんなに怪我して...』

「...朝の８時頃まで大きな粛清があったんだ」

『え...？聞いてないけど......』

「極秘だったからなぁ。
他は局長達に聞く方がいいと思う、俺の口からは何も言えんし...」

『そっ、か......手当てとかは大丈夫？』

「うん、もうすぐ終わる」

『分かった。
ザキも自分の手当てしてね』

「ありがとう」



極秘、か。
隊長格で無いザキも教えられていたであろう粛清。

...まぁ監察だからって理由もあるだろうが、それでも１番隊副隊長の私に話が来ないのはどう考えてもおかしい。

それ程までに信用されていないのだろうか。
粛清と私の休日が被ったのも変だし。

須賀が言った通り、裏ありそうだな...。
......深読みは、良くないよね。

考える前にまずは局長達に話聞くべきか。


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