#053 不法侵入 ページ3
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「じゃあAちゃん、気を付けるんだぞ！」
「A、土産期待してるからねィ」
いいと言ったのに、局長と沖田隊長は駅まで着いてきた。
......どれだけ心配性なんだよ、親か。
たった２日なのに目からの水が大洪水の局長と、相変わらず何を考えてるか分からない顔の隊長に見送られて私は尾州行きの電車に乗った。
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−okita-side−
「A...A......」
Aの部屋に入って、押し入れに丁寧に入れられている枕を手に取り両腕でぎゅうっと抱き締める。
更に顔を沈めると鼻いっぱいに広がる甘い匂い。
言わずとも、Aの匂いだ。
「早く帰って来てくれィ、A......」
「そ、総悟...お前まじキモイな。
まださっき出発したばかりだしよ...」
そう言ってAの部屋の襖に背もたれる土方コノヤロー。
「つか、しれっとAの部屋に入ってるんじゃねェや。
死ね土方」
「お前もガッツリ入ってるじゃねーか！
.......ったく、忘れんじゃねぇよ、今夜」
「なんですか土方さん、そんな事言いに来たんですかィ」
ジトっとした目を向けると、
「お前は三木が居ねぇと仕事しねぇからな...いてもだけど」なんて抜かしやがる。
失礼だな。
...まぁ確かに、Aが居ねぇと仕事出来ねぇ自信はある。
だが、今回は別だ。
「安心してくだせェ、今回は頑張りやすよ」
「...あァ、そうしてくれ。
頼んだぞ」
今回は、Aの名誉がかかってるんだ。
仕事しないわけない。
だが、土方さんに頼まれるなんて気持ち悪ィな。
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年中毛布掛けて寝る派(プロフ) - クロさん» 応援メッセージありがとうございます！！ 100話まで来るとは...嬉しい限りです。 これからも応援よろしくお願いします^^ (2021年5月3日 0時) (
レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 記念すべき100話目、本当におめでとうございます！これからも更新頑張って下さい。応援しています(*´∇｀*) (2021年5月2日 17時) (レス) id: 9aa604e515 (このIDを非表示/違反報告)
年中毛布掛けて寝る派(プロフ) - すすさん» コメントありがとうございます！ 更新が途絶えないように頑張ります！ (2021年2月28日 16時) (レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
すす(プロフ) - めっちゃ続き気になります！更新頑張ってください！ (2021年2月27日 19時) (レス) id: 9c1889318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：年中毛布掛けて寝る派 | 作成日時：2021年2月13日 0時
