トリップしたのち不安な日常【銀魂】

#063 個人情報 ページ13

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ザキと別れて私は資料室に向かった。

理由は、自分自身についての情報を得る為だ。
来月には盆だし、家族構成等知っておかなければ色々不味いだろう、そう思って。

資料室に入って自分が載っていそうなファイルを探す。

...個人情報ガバガバだよなぁ。



『お、あったあった』



勝手に見てしまう事に抵抗を感じたけど、三木Aは私だしいいか、と思って内容を見た。



《 "三木A
歳:20歳
生年月日:○○年4月
出生地:尾州
父:三木真司
母:木村かおる"》


『......』



え、母親の苗字違うの？

こっちも訳アリなわけ？

ってか出身地尾州か...この間行った時に調べて来れば良かったなぁ。

...あ、須賀がいるじゃん。
ニートだって言ってたし丁度いい、調べてもらおう。

ファイルを元通りに閉まって、私は資料室を出た。



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その次の日、沖田隊長の眠っている病室で仕事をしていたら携帯電話が鳴った。



『もしもし、三木です』

〈あ、Aちゃん？今から屯所戻れる？〉

『大丈夫そうですけど...何かあったんですか？』

〈うん...この間捕まえた○○株式会社の子が中々口を割ってくれなくてね...。
で、今日やっと口開いたかと思ったら、Aちゃんと話がしたいって言ってるんだ。
ご指名だよ〉

『分かりました、今から向かいま...』



ザキと電話しながら、沖田隊長の顔を覗いたら固まった。
耳元にある携帯電話から〈ちょっとAちゃん？〉みたいな声が聞こえるのがわかる。

皆さん察したかな。



『た、隊長？！』



隊長が目を覚ましたのだ。


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