#051 プライバシー ページ1
・
主な登場人物
〇三木A(旧:黒瀬A)
20歳
真選組一番隊副隊長
〇沖田総悟
18歳
真選組一番隊隊長
シリーズ第二弾も張り切って行きまーす。
・
「よーA、お帰ェり」
『あ、ただいま帰りました』
「おめぇの携帯ブーブー鳴ってたから勝手に取ったぜィ」
『え?』
屯所に帰って部屋に戻ると沖田隊長が寝転がって雑誌を開いていた。
そんなぐーたら男の口から出た言葉は有り得ない程プライベートガン無視なものだった。
『いや携帯忘れた私も悪いですけど...。
隊長の辞書にプライベートというものは無いんですか??』
「プライベート?何だそりゃ」
こっちをニタニタした顔で見てくる。
...くっそムカつく。
まぁ、相手はまだ子供だし?(2歳差です)
私が年上な訳だから、大人な対応しなきゃだよね?(2歳差です)
『はぁ...、誰からの電話だったんですか?
もう一度かけてお詫びします』
「須賀智也ってヤツ。
あいつおめぇの友達?」
『あ、須賀か』
なら問題ないわ。
沖田隊長の事知ってて、話せたなんて理解したらそれこそ発狂ものだろう。
「んで、友達?」
『あぁ、はい友達です』
「ふーん…。
なー、須賀って奴、俺が出たら発狂したんだが頭大丈夫かィ?」
...本当に発狂してた。
......須賀、良かったね。沖田隊長と話せて。
てかさ、名前言う前に分かるってやばない?
そこまでハマってたのか須賀くん。
私はもう、例え銀魂見ても沖田隊長にはハマらないと思う。
こんな上司まじいらない。
「あ、そうだ」
『?』
「近藤さんから伝言で、明日から2日間おめぇ休暇だ」
『え、そうなんですか?
でも仕事割表組み直すの大変じゃないですか...』
いきなり休暇だ、なんて言われてもやる事ないよ??
てかそのシフト表、私が組んでるんだけど。
「まぁその辺は土方コノヤローが上手くやるみたいでさァ。
んでそのおめぇは2日間屯所出禁な」
『え...?なんでまた?』
「近藤さんが言うには、休暇らしい休暇取れてなかったから1人で旅行でもして来いってさ」
『えぇ...』
正直、旅行に行くぐらいならそのお金貯金に回したいんだけど...。
1人旅行とか寂し過ぎだし。
真選組なんて若い時しか出来ない仕事だし、次の仕事が決まるかも分からない。
だから、多めに貯金を残しておきたいのだ。
「近藤さんが金渡すって。
どうする?」
『行きます』
即答だった。
・
226人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
年中毛布掛けて寝る派(プロフ) - クロさん» 応援メッセージありがとうございます!! 100話まで来るとは...嬉しい限りです。 これからも応援よろしくお願いします^^ (2021年5月3日 0時) (レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 記念すべき100話目、本当におめでとうございます!これからも更新頑張って下さい。応援しています(*´∇`*) (2021年5月2日 17時) (レス) id: 9aa604e515 (このIDを非表示/違反報告)
年中毛布掛けて寝る派(プロフ) - すすさん» コメントありがとうございます! 更新が途絶えないように頑張ります! (2021年2月28日 16時) (レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
すす(プロフ) - めっちゃ続き気になります!更新頑張ってください! (2021年2月27日 19時) (レス) id: 9c1889318b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:年中毛布掛けて寝る派 | 作成日時:2021年2月13日 0時