62話 ページ21
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時は早いもので体育祭当日。
声は、日が経っていく内にみるみる出るようになった。
「A、出れそう？
体調大丈夫？」
『大丈夫だよ、三奈ちゃん...って、あ、』
「...？どした？」
『い、いやぁ、なんも〜』
当日...ってことは、心操くんの宣戦布告見逃した？！
実は、あのどさくさに紛れて心操くんに話しかけたりしてみたかった気持ちもあるのだ。
あとあの、「上に上がりゃ、関係ねえ」とかね。
『ところでなんだけど、私が学校来る数日前に、他の科と交流とかあったりした？』
「そーいえばあったねぇ。
他の科の子が教室の前に群がってたんだよ。
それで印象的なのがね、紫頭のモサッとした感じの普通科の子が、ウチらに宣戦布告して来たっていう」
でもなんで？と、問う三奈ちゃん。
『あはは、経営科に私の友達がいて、ちょっと聞いて興味あって』
真っ赤な嘘である。
緊張を紛らわす為もある、女子トークを2人でしていると、瀬呂くんが話しかけてきた。
小説内ではあんまり(1回も)出てない彼とは意外と仲が良かったりもするのです。
「なんか夜光、最近雰囲気変わった？」
「あー、それ私も思ったー」
『えっ、そう？』
「なんかよ、キリッとしてるって言うか」
「前みたいにふわっとしてない！
まぁどっちでもAは美人さんだけどねぇ」
このこの〜と、三奈ちゃんと瀬呂くんに肘で啄かれる。
せ、瀬呂くん...君の肘、でかいから瀬呂くんの顔ほどじゃないけど地味に痛い...。
「皆、準備は出来てるか？！
もうじき入場だ！！」
もうそろそろかぁ。
しのぶさん達、やっぱり来てくれてるのかな。
人を掌に書いて飲んでる峰田くんに、善逸くんと苦笑してると、デクくんと轟くんが話してるのが聞こえた。
善逸くんも聞こえたようで目が合う。
「緑谷」
「轟くん...何？」
「客観的に見ても、実力は俺の方が上だと思う」
「へ！？
うっ、うん...」
「おまえ、オールマイトに目ぇかけられてるよな。
別にそこ詮索するつもりはねぇが...。
お前には勝つぞ」
「おぉ？！
クラス最強が宣戦布告！！？」
『上鳴くん、そーいうこと言うなって』
「それと、夜光、竈門、我妻、嘴平」
『え？
な、何？』
「あ？」
唐突に轟くんに呼ばれて戸惑う。
まさか、私達も轟くんになんか言われる日が来るとは...。
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豆乳鍋(プロフ) - Yukiさん» 無理ない程度に更新…と思っていたら1週間以上経ってました笑 更新頑張りますね！ (2020年7月4日 8時) (
レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 面白いです！無理ない程度に更新頑張ってくださいね！ (2020年6月24日 21時) (レス) id: f9f48108ec (このIDを非表示/違反報告)
実柑 hrk(プロフ) - Mikiさん» コメントありがとうございます！スランプにも陥り、更新が止まり気味で遅くなってしまうと思いますが、応援よろしくお願いします！ (2020年3月19日 12時) (レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
Miki - すっごく面白いです!更新楽しみにしてます!頑張って下さい! (2020年3月17日 17時) (レス) id: 38ac23a481 (このIDを非表示/違反報告)
実柑 hrk(プロフ) - 夜桜さん» ええええ、そんなこと言って貰えて本当に嬉しいです……！(泣) 更新頑張ります！！ (2020年3月8日 14時) (レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：年中毛布掛けて寝る派 | 作成日時：2020年2月22日 16時
