愛されるために

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その言葉を聞いてエイトフットが近くに駆け寄る。
マルフィーも背中を優しくさすってくれている。

エ｢どんな風にどこが痛てぇとか言えるか？｣

｢首と、胸の間くらいのとこ、が締め付けられてるみたいに痛い…｣

それをメモするとエイトフットは私を抱えた。
エ｢おい、女のとこいくぞ！｣
マ｢は。ちょ、エイトフット！？｣

マルフィーにも声をかけ、部屋を飛び出すエイトフット。その間も痛みは収まらない。

思わず服の裾をぎゅっと握ると大丈夫だ、すぐ痛くなくなる、と囁くのが聞こえた。


マ｢ハーデス！！いるかい！？｣
マルフィーがハーデスの部屋のドアを叩く音が聞こえた。

偶然ハーデスが部屋にいたようで私はベットに寝かされる。

ハ｢…なにがあったんです？｣

扇子で私を扇ぎながらそう尋ねるハーデスにマルフィーが後で話すよ。と耳打ちしていた。

｢ハーデス、ごめんね、迷惑かけて…｣
そう言うと私たちと一緒にすごすなら、もっと自分勝手になりなさい。と返ってきた。

いつの間にか2人は部屋を出ていっていて、胸の痛みも収まっていた。

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