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エイトフットside
ハイタワーにつき、ある事を確認するために図書館へやってきた。
「……あった」
探していたのは天使と悪魔に関わる本2冊。部屋に持ち帰ると、やはり記憶どおりの内容だった。
『天使と悪魔の子、魔力が淫魔力に変化する恐れあり。異性をたぶらかし戦の原因となる恐れあり。即刻追放されたし。』
もう古いものだったから掠れて読めないものもあったがまぁ掻い摘むとこんなもんだ。
あいつはそれをまだ知らない…
まだ淫魔化が進んでねぇのか自覚がねぇのか。
そりゃまだわかんねぇが淫魔力は俺たちでも太刀打ちできねぇ代物だ。
俺達も言っちまえば雄だからな…まぁよくわかんねぇのが2人いるが…
女なら抑制することもできるっちゃできるが…
ここにいるヴィランズレディはあいつを落ち着けられるほど魔力強くねぇしな……
「今夜アイツらに話しといた方がいいか…」
…
貴side
「エイトフット、お茶いる!?」
皆から聞いた話、エイトフットは社畜だから滅多に部屋からでてこないって。
でもさっき話せて嬉しかったから調子乗ってまた来ちゃう
ドタドタっと音がして、部屋のドアがあいた。「悪ぃな」と一言言ってすすす……っと部屋の中に戻る姿をみて思わず笑ってしまった。
マ「おや、A」
あ、マルフィー。もう1つリクルーティング終わったのかな?
「紅茶をいれたの。飲まない?」
そう言うと笑顔で
マ「あぁ、いただくよ。」
と返ってくる。紳士的だ…
談話室でゆっくりティータイムを過ごしているとマルフィーがこちらをみているのに気づいた。
「ん、何?」
微笑みながら隣に座るマルフィー。
「ここ、欠片がついてるんだ取ってあげよう」
と言ってマルフィーの手が口元のクッキーの欠片を払い落とす。
恥ずかし…ありがとうマルフィー…
マ「いや。構わないよ…」
欠片はもう取れたはずなのにマルフィーの手は私の頬から離れない。
「…え、」
マルフィーの顔が近づき、反対側の頬へキスが落とされる。
マ「…っ、すまない」
君があまりにも愛おしくて…そう言い残しマルフィーは談話室を出ていった。
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ローズレーヴ - ありがとうございます!!!これからも頑張ってください! (2018年10月21日 17時) (レス) id: cac54161b0 (このIDを非表示/違反報告)
ユヅ(プロフ) - ローズレーヴさん» ありがとうございます!!承りました!空き時間に更新頑張りますね! (2018年10月20日 22時) (レス) id: c3cf6326a6 (このIDを非表示/違反報告)
ローズレーヴ - いつも楽しく読ませていただいてます!ネタの事ですが、夢主ちゃんが風邪をひく話しが読んでみたいです!これからも楽しみにしています。更新、大変だとは思いますがこれからも頑張ってください!楽しみにしています! (2018年10月17日 23時) (レス) id: cac54161b0 (このIDを非表示/違反報告)
ユヅ(プロフ) - めいめい*さん» 貴重なご意見ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2018年10月12日 21時) (レス) id: c3cf6326a6 (このIDを非表示/違反報告)
ユヅ(プロフ) - ものさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年10月12日 21時) (レス) id: c3cf6326a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユヅ | 作成日時:2018年10月9日 14時