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13. After 2 years ページ14

SR「A!もう、どこに行ってたの!」


「ごめん少し野暮用があって……」


SR「トップが遅刻なんて示しがつかないからね」


「分かってるよ」




ジミナと別れて2年。



私を取り巻く環境は目まぐるしく変わった




ジミナを思い出すと辛いから引っ越して、完全に関わりを断つために電話番号も変えた


返せなかった彼の私物は新居のクローゼットの奥に眠ってる。それ以外は全部捨てた。



今や世界の人気者の彼は
テレビをつけたら何処にでもいて



辛くなるからテレビも見なくなった。



そうしてるうちに
その分仕事に打ち込む時間が長くなって


仕事が楽しくなって、サラと一緒に独立して起業したら、結構上手くいって



小さな会社ではあるけど
一応肩書きとしては代表取締役に。




目まぐるしい日々が、私の心に安らぎをくれて、からっぽになった心を埋めてくれた。




でも、そんなある日、



「やりました!!!」



嬉しそうに声を上げる部下の女の子



「どうしたの?」



「ダメ元で、CMのオファーをしてみたんですけど。OK貰えたんです!」



SR「誰に?」


「世界に名をとどろかせるあのBTSですよ!!」



彼女の言葉に周りの社員達も騒ぎ出す




SR「A」




全ての事情を知っているサラと目が合う




……大丈夫、私はもう、
あの時の弱いAじゃない。



「良くやったわね。でも、1度買ってもらうだけじゃ意味は無いの。広告で使うきっかけを作って、それから顧客に商品を惚れさせるのは私たちの仕事よ」



「はい!頑張ります!」




さて……会社に行ってあっちの代表とも話をしなきゃ。



「サラ、BigHitに連絡して代表にアポとって。その時間はどうにかして予定を開けるから」



SR「わかったけど…本当に、行くの?」


「…仕事に私情は挟まないよ。それにもう2年も経ってる」


SR「無理しないで。私だって交渉はできるから」


「ありがとう、でも私が出向かなきゃ失礼になる」


SR「……無理だけはしないで」



サラの言葉に頷いて、次の商談に向かう。





しばらくしてサラから連絡があって

Bighitに向かうのは2日後の朝に決まった。

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nyar(プロフ) - ヒロインちゃん健気…めちゃくちゃキュンキュンしました!ジミンがすぐそこにいるようにイメージできました!素敵なお話をありがとうございます! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 5ee86f0a2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫色 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/bts_Jinchimluv  
作成日時:2019年4月4日 14時

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