闇の中の白【五条悟】

17.予想外 ページ18

※ここから漫画の8.9巻ら辺のネタバレ含みます。

※そしてすみませんこのくだりは五条と夏油が2年生で七海と灰原1年時の話ですが、安定のご都合主義で3年と2年で主人公1年の時の出来事に改変しております。

そして初見の方へ、ここから少しグ〇いです。

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最悪だ。



昨日あのまま寝落ちしたらしく

朝起きたらとても肩が凝っていた。



既に五条先輩の姿はなく

いつも通り顔を洗って登校した。




でも、今日は

なんのイタズラも仕掛けられていなくて



先輩任務なのかも、と

窓の外を眺める



ココ最近、任務が忙しくて
特訓どころじゃなかった。



体がなまっている気がする



先輩が居なくても、
筋トレぐらいはできるよね。


そうだ、

五条先輩を驚かせてやろう



そう、心に決めて
私は筋トレを始めた。






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それからしばらく



五条先輩の姿を見ることも無く

平和に過ごしていた。



なんとなく、いつもより静かな寮や学校に
寂しさを感じ始めた頃



｢五条先輩なんかの任務ですか？｣


学校の廊下でばったり会った
硝子先輩に聞いてみた


｢ああ。悟なら今、星漿体の女の子の護衛で沖縄行ってるよ｣



……なに、それ？



｢話すと長いからな。
簡単に言えば呪術界のVIPの護衛だよ｣


｢へえ｣


女の子、の護衛。



直ぐに『嫌だな』と思ったけれど
そう思ったことを認めたくなかった


だってそれじゃあ
まるで私が女の子に嫉妬しているみたいだ



そんなわけない。

五条先輩なんてどうでもいい



｢今日あたり帰ってくるはず｣


｢え、マジですか。もう少しこの快適ライフを堪能していたかったです｣


｢ふーん、まあ今のうちにゆっくしときな｣



手をヒラヒラとさせて
どこかへ行く硝子先輩を見送って



日課の筋トレをしよう対日光の完全防備で外に出る



その時、



｢皆お疲れ様。高専の結界内だ｣


｢これで安心じゃな！｣




声がしてそちらを見れば、



校門付近にいたのは
女の子と女の人、夏油先輩に五条先輩。




今帰ってきたらしい

それに夏油先輩とか他にも人、居たんだ……




ほっと胸をなでおろした、その瞬間。




＿＿＿＿ﾄｼｬｯ





えっ？





その場にいた誰もが




気づけていなかったその動き。





五条先輩が『無限』を解いた一瞬の隙に




先輩の身体を、刀が、貫いた。

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