涙 ページ7
苦しくて、辛くて
枯れたと思っても涙は溢れてくる
いい加減、泣き止まなきゃ
迷惑だってわかってるのに
甘えてしまう私がいる。
.
だってほら、
優しいジョングクは何も言わずに
今も、私の背中を撫でて慰めてくれてるから
｢……ごめんね、グク｣
ソクジンと別れた時も
私はジョングクに泣きついた
でも今は、あの時と違う。
貴方が私を好きだった事を知ってるのにこうして甘えてるの。
最低だよね……私
JK｢良いですよ。僕、彼女いないですし。｣
彼女がいてもいなくてもジョングクはきっと、こうして慰めてくれたはず
……優しい子だから。
JK｢…何があったんですか｣
甘えるなら、せめて
あったことぐらいは
教えなきゃいけないよね？
昨日見たこと、聞いたことを
ゆっくり、そのまま伝えたら
JK｢……辛かったね、ヌナ｣
震える声が鼓膜を揺らして、
鼻をすする音も聞こえてきて、
慌てて顔を上げてみたら
ジョングクの頬に伝う涙。
｢なんで……グクが、泣くの。｣
親指で、涙を拭ったら
JK｢だって、ヌナが、辛いから｣
そう言ってまた涙を流す
｢泣かないでよ……｣
両手でジョングクの顔を包み込んで
親指で涙を拭っていたら
同じようにジョングクも私の涙を拭った
JK｢……辛いなら、僕が忘れさせてあげます｣
涙を目にいっぱい浮かべて、
ジョングクが、私を引き寄せる
｢んっ…グクっ…｣
初めて触れたジョングクの唇
熱くて、薄い。
少しだけ、しょっぱいのは
私たちが泣いてるから？
苦しくて口を開ければ
器用に口内に入ってくる舌
反射的に逃げようとしたら
頭を抑えられて
そのままソファーに押し倒された
そう言えばジョングクも
結構遊んでたっけ……
ぼやける意識の中で
見上げた先にいる彼は、
私の知ってるジョングクじゃなくて。
ブラウスのボタンを外す手の乱暴さも
口内を荒らす熱も
私の知らないとこだらけで
少し怖くなった。
JK｢ヌナ……今は僕の事だけ考えて｣
涙色に染った声に
心臓が小さく締め付けられる
＿＿利用してごめん。こんな私を許して。
私は続きを強請るように
ジョングクの首に腕を回して唇を重ねた。
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nyar(プロフ) - 初めまして！ドキドキしながら読んでます！ジミンの気持ちが明かされるたびにキュンキュンしてます！続きが待ち遠しい(〃ω〃)こんな楽しみをありがとうございます！ご無理なく、更新頑張ってくださいね。 (2019年9月5日 23時) (
レス) id: 5ee86f0a2e (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - 続きが気になる！私は好きですよ、このお話！これからも無理なく頑張ってくださいね！楽しみにしています(*^^*) (2019年8月29日 17時) (レス) id: 6015b6983c (このIDを非表示/違反報告)
rabu tata(プロフ) - この話、ドがつく程タイプです！更新楽しみにしています！(ソンキス) (2019年8月29日 13時) (レス) id: 1800bee856 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - 全然面白いよ！私は好き！！(^^♪1番右端のお星様ポチっとな！！ (2019年8月29日 3時) (レス) id: 750796c939 (このIDを非表示/違反報告)
サナ - 凄く面白いです!更新頑張って下さい!! (2019年8月28日 22時) (レス) id: a4c43c4849 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫色
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/bts_Jinchimluv
作成日時：2019年8月27日 23時
