S p a c e 【JM.JK】 (ページ3)

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なんだか寝苦しくて目を覚ませば

隣にはお兄ちゃんが寝ていて

人のベッドに割り込んで寝てるなんて図々しいなぁとか思いながら

起こさないようにそっとリビングに向かう

あれ…いい匂い？

「えっ…ジミニオッパ…？」

JM「おはようA。ごめんね昨日勝手に上がらせてもらったんだけど…

何もしないのもなんだから、朝ごはん作ってる」

そういったオッパは少し大きめの兄のスウェットを着てて、
どこで寝たの？って聞いたらソファーだよって苦笑いが返ってきた

JM「テヒョンがソファーで寝ていいよって言ってたからさ。
お前はどこで寝るの？って聞いたらベッドって言うし。眠れた？」

「うん…朝は寝苦しくて目が覚めたけど」

JM「あいつ寝相悪いもんね。
朝ごはんもうできるからテヒョンも起こしておいでよ。ついでに顔も洗っておいで」

「ありがとうオッパ」

JM「ふふっこちらこそ」

こちらこそ…？

不思議に思いながらも顔を洗って髪を梳いて
オッパを引っ張ってリビングに戻れば

おいしそうな朝ごはんがテーブルの上に並べてあって
思わずおなかがぐぅとなる。

TH「おおー流石ジミナ。Aに見習ってほしいくらい良い出来だね」

「テヒョンオッパも作れないくせに…」

JM「いいんだよ、作れる人をみつけて一緒になればさ」

ふふって笑うと温かいうちに食べようって
睨み合う私たちに苦笑いするジミニオッパ。

オッパに免じて睨むのをやめておいしい朝食に手を付ける

「ん～おいしい！！」

TH「マジでうまいわ」

JM「二人ともそう言って食べてくれるから作り甲斐があるよ」

朝からおいしいご飯に癒されていたら
ブブッってマナーモードにしていたスマホが鳴る

…着信？

登録してない番号…誰？

TH「出ないの？」

「だって、知らない番号だもん…」

TH「試しにスピーカーにして出てみなよ」

「なんで」

JM「変な奴だったらテヒョンが返事すればいいよ」

なるほど…

言われるがまま通話ボタンを押して
スピーカーに切り替える。

…何も、話さない。

いたずら電話？

お兄ちゃんとジミニオッパと視線を交わしてから
切ろうとしたその瞬間。

『＿＿＿＿昨日は、ごめん』

聞きたくなかった声がして

体が金縛りにあったみたいに固まる

『話す時間をくれないかな』

オッパたちが聞いていることを思い出して

何も返事をせずに、私は慌てて通話を切った。