S p a c e 【JM.JK】 (ページ13)

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「お久しぶり…です」

心配そうに私を一瞥したテヒョンオッパの隣に座れば

JN「じゃ俺は少し席を外すからお前らはこの部屋でくつろいでて。30分後に戻るよ」

そう言ってジニオッパは席を外した。

シンと静かになった社長室で、

私とジョングクが話しづらいのを察してか、オッパが口を開く

TH「ほんと、何年振り？」

JK「わかんない。ヒョンとは高校以来だね」

TH「ジミンとは頻繁に会ってるんだろ？」

JK「んー…頻繁にって程じゃないけど。月に一回くらいは会ってるかな」

TH「今日はどうして？」

JK「仕事で近くに寄ったから、久しぶりにヒョンたちの顔みたいなぁって思って」

へへってジョングクの笑う声がして
逸らしていた視線を向ければ

昔と変わらない人懐っこい笑顔を浮かべたジョングクと目が合う。

JK「Aも久しぶり」

「…久しぶり」

久しぶりって言っても何日ぶりって感じだけど。

きっとジョングクはテヒョンオッパがこの前の事を知らないと思って
その話題に触れないようにしてるんだろう

JK「いいなぁ、三人とも同じ会社で働いてるなんて…」

TH「ほとんど会社では会わないけどな」

JK「会おうと思えば会えるでしょ？…僕も、その距離の中に居たかった。」

寂しそうに俯くジョングクになんだかいたたまれない気持ちになる。

確かに、華金に3人で飲みに行ったときも
ジョングクも近くの会社にいれば、なんて話をしたこともあった。

けどジョングクの引っ越した先はそう簡単に会えるような距離ではなかったし、何よりジョングクの新しいお父さんは社長さんで、ジョングクはそのあとを継ぐつもりだとジミニオッパから聞いた。

私もジニオッパやナムオッパの様子を見ていて後を継ぐということがどれだけ大変なことかは見ていて知っていたから…簡単に連絡を取ったりできなかったんだよね…ていうか、それ以前に連絡先ジョングク変えたし。

JK「あ、そうだ。また連絡先、登録しててよ」

TH「連絡する暇あんの？」

JK「カトクくらいならいつでもできるでしょ？」

ジョングクがスマホを操作しているのをボーっと見ていたら隣から視線を感じて。

何か言いたげにオッパは私をじっと見てくるけど

何を伝えたいのかわからなくて首を傾げていたら

呆れたような顔をされて、
代わりとでもいうようにオッパは言う。

TH「そういやA、ジョングクに報告あるんじゃないの？」