GirLcRASh…？【BTS】

惹かれる ページ30

ほんと鈍い。



鈍すぎるし何考えてるかわからない



ふざけてるのかと思ったら




意外と真面目だし



じゃあキャラ作ってるの？



って思ったら素だし。



なんなの、知らない



こんな変な人知らなかったよ






魅力的に見えるのはきっと







｢ジョングク、おいで｣






そう言っていつも僕の手を引いてくれるから。







初めはいろんな意味でヤバい人だと思ってた






宿舎では女どころかおっさんみたいに
ゴロゴロしてて





マジかよって引いたけど




ステージの上に立つと
誰よりかっこよく歌うし叫ぶし



心が惹かれるってこういう事なんだって分かった。




なんでこんなに好きなのかわからない



でも少しの間も離れてたくないくらいには

僕はヌナが大好きだ




家族として。大好きだ。







そう思ってた




TH｢えっ、ヌナのタイプの人って結局ホソギヒョンだったんだね｣




なんか予想通りって呟いてつまらなさそうなテヒョンイヒョン



内心自分じゃないかって思ってた僕



驚きと一緒に
モヤモヤした感情が浮かんできた



怒りと悲しさが綯い交ぜになったような
よくわからない感情。



JK｢なんでホソギヒョンなんだろ…｣


TH｢ヌナに聞いてこれば？｣


JM｢この話するの嫌がってたからもう話さない方が良いよ｣



それでも僕は、聞きたいから



聞くしかないよね



嫌な顔されても、



ヌナは許してくれる



僕には甘いんだ



だから、何も知らないふりをして



JK｢ヌナ、ホソギヒョンのどこが好きなんです？｣



眉根を寄せるヌナの答えを待つ


｢もージョングクも知ってるの？
誰から聞いたの〜ジミナ？｣



JK｢話そらなさいでください｣



｢怖い怖い。

……なんだろう、わからない｣




顎に手を添えて百面相するヌナ


可愛いけど



｢そうねー…包容力？｣



なにかを思い出したのか
嬉しそうに笑ったヌナ



なんか、うん

涙が出そう




ヒョンの話をするヌナって

こんなに可愛いんだ



知らなかった。



見て見ぬふりしてただけかも知れないけど




JK｢…僕に包容力があったら、僕のこと好きになりますか？｣



なんか泣きそうな声出た



｢ジョングク……？｣



ほら、心配するに決まってる






｢大丈夫だよ。泣かないで〜｣







暖かい



ヌナは何も聞かないまま

いつも僕を抱き締めてくれる




｢僕が良かった｣



そしたら、相思相愛だったのに。

愛を返せたのに。

確率は→←罪な人

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