. ページ24
最近やたらと誰かにつけられてるような感覚がするのは気の所為だろうか。
「……さむ」
口から零れる白い息を眺めてから
できるだけ人通りの多い道を歩いていた
でも人通りの多い道にある建物は物価が高い
だからお金のない私は、住宅街の街灯がポツポツとしかない暗い道を必ず歩かなきゃいけなくて。
今日もついてくるような足音に時々振り返りながら
早歩きでアパートに戻って鍵穴にさしてくるりと回して帰宅してすぐさま鍵をして。
ほっとしてずるずるとその場にへたり込む
そんな時、
ピンポーン
真っ暗な部屋に鳴り響くインターホン
誰？
覗き孔から外を見ようとしても
塞がっているのか何も見えなくて
足音を殺して扉から離れて
そして布団に潜り込んで耳を塞いだ
その日はそのまま眠りについて…翌日。
やっぱり足音と視線は消えなくて
でもお金を稼ぐためにバイトしなきゃいけないから家を出ないといけなくて。
SU｢どうした？顔色悪くない？｣
｢ああ、最近寝不足で｣
SU｢今日俺とお前で店閉めだけど、俺一人でもいけるからお前帰って休みな｣
｢ありがとうございますシウさん。でも、私家に帰りたくないので…｣
SU｢何があった？｣
いくら大丈夫だっていってもシウさんはしつこくて、つい、誰かにつけられてるかもしれないってことを話してしまった。
シウさんは新しいバイト先の3歳年上の店長さんで、面倒みも良くて人柄もいい。ただ、女癖が悪い事でも有名で。
出来るだけ関わりたくなかったのにな。
店を閉めたあと
SU｢家まで送るよ｣
結局、断りきれなくて
家まで送ってもらうことになった
SU｢いつから？｣
「分かりません。でもここ2、3日から酷くなりました」
SU｢そっか、1人で怖かったね
これからは俺が守るからもう大丈夫だよ｣
自然と肩に腕を回されて抱き寄せられて
少し戸惑ったけど突き飛ばす訳にもいかなくて
2年前に完治したらはずの
震えが再発しそうで怖かった
私の住むアパートのある通りに曲がった瞬間
黒いフードを被った不気味な人影が街灯の下に立っていて
シウさんの肩を抱く手に力が入った
すごく視線を感じたけど
そのまますれ違ったその瞬間。
SU｢うッ！｣
短い呻き声を上げて
シウさんが膝から崩れ落ちた
7.In past days→←6.At the present day
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 340人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ARMY レイ - 最初から最後まで、全話読ませて頂きました! 面白かったです! 今後の活動も頑張ってください! (2020年9月6日 9時) (
レス) id: 9028194480 (このIDを非表示/違反報告)
ストロベリー(プロフ) - 一気読みさせて頂きました！！さいしょはすごくヒロインとジンくんの関係が不安だったけど最後はハッピーエンドで終わってめっちゃよかったです！！ (2019年8月24日 18時) (レス) id: f72d3cdcc3 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー@今日俺(プロフ) - こんにちは。ご丁寧なご返信ありがとうございます。なるほどそういう事でしたか。勝手にBTSのメンバーと何かあって男性恐怖症になってしまったのかと勘違いしてしまっていました。とてもわかりやすかったです。理解力がなくて申し訳ありません……。 (2019年8月18日 21時) (レス) id: 17dfab9de5 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー@今日俺(プロフ) - すみません……なんか急に話の展開というか、場面というか……シーンが変わってしまってイマイチ読んでてわからないです…。「グクとの過去」「JINが忘れられないヌナ」「今のヌナ」この3つでわからないです。どのように話は進んでますか？ (2019年8月18日 0時) (レス) id: 17dfab9de5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫色
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/bts_Jinchimluv
作成日時：2019年8月10日 16時
