検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:226 hit

ページ3





『はー。

不二、アイス食べる?』


不二「うん?ありがとう」


『ヤバいよヤバい。
まだ顔の熱収まんない……』


不二「なんだ、

結局…"その子"は越前だったんだ?」



『綺麗になったね、あの子。

生意気だし、小柄だし、テニス上手いし…』



不二「……、






どうして、"言わなかった"の?」






『…んー。
気まぐれ。

ま、俺は満足だよ。

綺麗な顔も
あの子のテニスも見れたことだし…

……あの子も、
俺の事忘れてなかったらしいし。

もういいや。
長年の片思いは募った』


不二「…天海兄さんが
それで良いのなら良いけどさ」


『こればっかりは経験だね。
不二にはまだこんな事経験した事ないだろうし』


不二「……どうだろうね?

兄さんが思っているよりもずっと、
僕は経験多き男なのかも知れないよ」


『ま、モテそうだし、不二』



家の前につき
不二が家の門をくぐる



不二「兄さん、そのまま帰るの?」


『ん、まあ。
流石にもうサボれないし…。

全国大会は見にいくよ、
勝ち上がって連絡頂戴ね』



"あのボウヤの活躍も見たいし"と付け足した。



『じゃ、お元気で』



ひらり手を振り
歩き出す


神奈川に帰る為に向かった駅の道中で
帽子をかぶった小さな子供とすれ違ったのは秘密










越前「……」



越前(…まさか、ね)










まあ
まさか、
そんなことはないと思うのだけど。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:y | 作成日時:2024年3月26日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。