最期の時 ページ29
＊藤井＊
Aは日に日に弱くなっていってついに自分で息をすることさえも難しくなってしまった。
それはもうAの命の灯火が消えかけているという事を意味していた。
苦しそうに酸素マスクの中で息をしながら話すA。
星「わた、しは、しあわ、せ、だっ、たよ。たく、さんの、ひとに、であ、えて…たく、さんの、ひとに、あい、されて、ほんまに……しあわ、せ」
「そっか…後悔はないん？」
星「ん。ないか、な…でも、こんな、病気に、負けて、しまっ、た…」
「負けてへんよ。ここまで一生懸命戦った…愛してんでA」
そっとおでこにキスをする。
ニコッと笑うと静かに目を閉じた。
そこから眠っている時間が長くなった。
いよいよ最期の時がくるんやなって思った。
そしてついにその日が来てしまった。
その日はみんなで仕事をしていた。
突然かかってきた病院からの電話。
「う、そやろ…」
お願いや、、、まだ待って。
俺らは急いで病院へと向かった。
病院に着くと慌ただしくAの病室を行ったり来たりしている看護師さんやお医者さん。
慌てて俺らも病室に入る。
Aが生きていることを示す機会。
だんだん一直線へとなっていく。
いやや。
目の前の現実を信じられずにただ突っ立っていると、
中「A？今までありがとな。今までようがんばったな。大好きやで」
�陝屬曚鵑泙砲△蠅�とう。Aがおってくれてよかった。おつかれさま」
桐「18年間おつかれさん。ほんまにようがんばったで。ゆっくり休んでや」
重「Aーほんまにありがとう。だいすきやで。Aとおる時間幸せやった」
神「Aほんまに今までがんばったな。強いな。俺らと出会ってくれてありがとな」
小「Aーｸﾞｽｯ。ありがとうｸﾞｽｯｸﾞｽｯ。ほんまに大好きやーｸﾞｽｯﾋｸｯ。絶対忘れんから…」
中「のんちゃん、笑顔でおる言うたやろ？」
みんなAの手を握りしめながら、みんな泣くのをこらえて声をかけた。
中「ほら、流星！」
淳太背中を押されてAの横にいく。
すっかり細くなったAの手を握った。
「A、、俺らと出会ってくれてありがとう。俺と付き合ってくれてありがとう。ほんまに幸せやったよ。18年間ようがんばったな…おつかれさま。これからもAは俺の自慢の彼女や。ずっと俺らのこと見守っとってな。大好きやで」
中「がんばったな流星」
淳太に言われた瞬間今まで我慢してた涙が一気に溢れ出た。
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あやね(プロフ) - 凄く感動しました (2018年11月23日 21時) (
レス) id: c7ba1b2eaa (このIDを非表示/違反報告)
ｺ ﾀ ｷ ｶ ﾅ(プロフ) - すごく感動しました!!高評価しました!!小説でこんなに泣いたの初めてですw (2017年3月29日 21時) (レス) id: ec1deacc45 (このIDを非表示/違反報告)
N(プロフ) - 珠歌さん» 読んでくださり本当にありがとうございました！！感動してくださったなんて…ほんとに嬉しいです！これからもこんな作者の作品をぜひ読んでいただけると嬉しいです！！ (2017年1月2日 11時) (レス) id: 73d5a748e5 (このIDを非表示/違反報告)
N(プロフ) - 姫恋さん» 読んでくださり本当にありがとうございました！！高評価ほんとに嬉しいです！！これからもこんな作者の作品を読んでくださると嬉しいです…！ (2017年1月2日 11時) (レス) id: 73d5a748e5 (このIDを非表示/違反報告)
珠歌 - めちゃめちゃ感動泣泣初めてこんなに泣いたってくらい泣きました！ (2017年1月2日 10時) (レス) id: 17cd14df55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：non x他1人 | 作成日時：2016年12月29日 23時
