【獄都事変】獄卒に入りました

48*空間 ページ49

んー…あ、朝か。


食堂でも行こうかな。



「あ、おはようA」


『おはよう、木舌』



相変わらず背が高いね、なんて言わないけど。



「食堂行くの？」


『うん…木舌も？』


「うん、行くよ。一緒に行こう」



私はコクっと頷いた。


隣に谷裂がいないけど…まぁいっか。


大体一緒にいそうだよね、木舌と谷裂。



『谷裂は？』


「谷裂はね、鍛錬してるよ。鍛練好きだよねぇ…」


『ふーん、また鍛練か』



谷裂といえば鍛練だから仕方ない。


あ、なんか平腹の寝癖すごい。



「おっはよー！！A！木舌！」


「朝から大声出すな、うるせぇ…」


『平腹、田噛おはよう』


「二人共おはよう」



仲良いね、平腹と田噛は。


私はこの二人を穴掘りコンビと名付けよう。←


シャベルだしツルハシだし。


我ながらいい名前だと思ってる。←


今日は、和食にしました。


塩鮭美味しい…。



「田噛これ食うー！？」


「あ？お前が嫌いなもん俺にあげんじゃねぇよ」



平腹…好き嫌いは直そう。



「塩鮭美味しいね」


『うん…美味しい』



食べていたら、エンジェr((佐疫と斬島が来た。


もうすぐで佐疫のことエンジェルと呼びそうだった、危ない危ない。



「皆和食だね」


「そうだな。俺も和食にするぞ」



あれは皆さん名付けるとしたら一つですよね。


親友コンビ、だって親友じゃないか。


二人共仲良いしピッタリなコンビ名だ。


コンビ名って、芸人でも入るのか？w



「親友コンビ登場…なんてね」



木舌お前、私の心を読めるのかッ！？


この前色んな人に心読まれた気がする。


獄卒恐るべし。←



「佐疫、塩鮭いるか？あげる、ん」


「いるかな。お、ありがとう。あむ…」



え、この二人普通にあーん♡ってやつやっちゃったよ。


デキてるのかな。


そんなわけ無いか、よく友人とかであるよね。


デキてるの？って聞いたら殺されそう。←


流石にそれはないか。


あぁ…他に女性の獄卒いないかな。


まぁ楽しいからこれはこれで、いいんだけど。



「ここの空間って和むよね」


『和む…ね』



一番平和で安全な場所。


任務に行くと平和じゃないし、決して安全とも呼べない。


私って意外に平和主義者かも。


この空間では亡者もいないし、妖怪もいない。


ホントに安全な場所。



…のはずだった。




「平腹…っ！？」




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更新遅れてすいません！


続編まで後少し…。

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