【獄都事変】獄卒に入りました

47*416号室 ページ48

この任務やだ、


やだやだ


我儘だけどやだ。


田噛の言葉を借りると


ホントだるいよ。



『はあぁぁ…』


「重いね、溜め息」


「疲れたのか？」


「え！？弱っちーなー！」



うるさいな。


弱いくらい知ってるよ。


平腹のバカ。



「今絶対バカって思っただろー！」


『怖っ…近づかないで』



いや、平腹怖いから。


人の心読めるとか、


本当恐ろしい。



「ほ？俺なんか変なこと言ったか！？」


「知らないよ」


「バカ腹…」


「田噛まで言うなよー！」



その前に私、バカ腹って言ってないから。



「えっとー、ここだね」


「416号室、か」


「だる」


『亡者…今度こそ』



今度こそ10体以上は仕留めてやる。


はっはっはー、待ってろよ亡者。


あれ、私のキャラってこんなんだっけな。



ガチャッ



ーーー任務終了ーーーー



『結局合計24体、か…』


「仕方ないよ、弓だし」



弓だって…弓だって上達したら、


こう、かっこ良くｼｭﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟｯって出来るのに。



武器、もう一つ持とうかな。


バズーカを捨てて。←


うん、そうしよう。



「武器…？うん、いいよ」


『ありがとう、佐疫』



流石エンジェルのような人d((



『武器っ、武器っ、武器〜♪』


「ルンルンだね」


『え？あっ…無意識で』


「ふふっ、そっか」



わぁ…恥ずかしいぃ…。


笑われたし。



「これとかどう？」


『え、斧？んー…木舌っぽいからやだ』


「木舌っぽいからw」



んー…弓と何が似合うかな。


小さい剣とか？



「じゃあ、このダガーはどう？」


『おぉ、カッコイイ』


「これにする？」


『ん！ありがとう佐疫』



短剣型で名前はダガーというらしい。


へぇ…なんか凄いなぁ。


よし、弓と短剣で頑張ろ。



「いえいえ、じゃあ戻って報告書書こうか」


『あ、報告書あるんだったね』


「うん、一緒に書こう？」


『ん、書く』



だ、だるい…。←


報告書書くの2回目だけど…


長文になるっ。


んー…どう書こうか。


平腹は平仮名だしw漢字書こうよ。


報告書 A

今回の任務では亡者約40体もの亡者を駆除した。

同僚のサポートにより無事終了。


…



ふぅ…書けた。


10行も書くと手が死にそうになった。



「お疲れ様、紅茶いる？」


『うん…ありがと』



休憩。



お風呂入って寝ようかな。


うん、そうしよう。

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