3*赤い顔 ページ4
私は冷静に質問した。
「貴方は亡者ですか?」
少女は無言のままだ。
どこか怒っているような、恨んでいるような目をしていた。
私が立ち去ろうとした瞬間、少女はこちらへと来た。
「ワタシハサガシテル」
とささやいた。
頭に?の文字を浮かべながら私は問う。
「何を探してるんですか?」
「ワタシハワタシハワタシハワタシハワタシハワタシハワタシハワタシハワタシハ…………!」
少し驚いたが、誰かを恨みそして憎む。
この少女は誰かを探してるのではないかと思った。
その憎み相手に
_______復讐をしようと。
このことは後にしようと私は逃げた。
その憎み相手を探して、
スッキリさせようと逃げた。
「ケッキョクミンナニゲテイク」
と呟いたが、無視をして逃げた、逃げた。
「どうしたんだ?そんなに走って」
「斬島!!」
少し安心した。
斬島という盾が出来たから。
「血だらけの少女がいて、逃げてきた」
「そうか。怪我はないか?」
「うん、大丈夫」
今はあの少女が気になるが、
他の教室も調べなければならない。
斬島は相変わらず盾代わりになってくれている。
「とにかく亡者を探さないとな」
「そうだね。たぶん亡者は……」
「見つけたのか?」
「いや、私の推理だけどたぶん…」
冷たい空気がサーッと通った。
そして、斬島が息をのんだ。
「さっきの少女の憎み相手だと思う」
「それはまだわからんぞ」
せっかくの決め台詞に、斬島がトドメをさした。
「おぉ!!斬島ぁあぁぁ!あと、Aー!!」
「あ、平腹」
「元気な人だなぁ…」
やけに平腹の登場が多いような…←
「なんか捕まえたぜ!!」ニカッ
「なんかってなんだよ」
「それが…わからん!」ニカッ
全てニカッで済むと思うなよ、平腹。
平腹が持っているものは、
赤い赤い、顔。
「これが走ってたのか。気持ち悪いな」
「そうかぁ??」
逆に気持ち悪いと思わないほうがおかしいと思うよ平腹。
「とにかく、これは平腹が持ってて」
「え!?俺ぇえぇぇえ!!!」
「お前が殺ったんだから当たり前だろ」
獄卒の人達の個性が豊かすぎる。 →
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マミむめも(プロフ) - 96(くろ)ちゃんさん» ありがとうございます!続編の方で頑張りますね!(`・ω・´)← (2016年1月25日 18時) (レス) id: 1e9b842bf5 (このIDを非表示/違反報告)
96(くろ)ちゃん - いいですね!この作品!更新頑張ってください! (2016年1月25日 18時) (レス) id: db978529df (このIDを非表示/違反報告)
マミむめも(プロフ) - 守頭さん» いつもありがとうございます!(*^^*)もうすぐで続編いきそうです笑頑張りますよ〜! (2016年1月1日 11時) (レス) id: 1e9b842bf5 (このIDを非表示/違反報告)
守頭(プロフ) - マミむめもさん» 今日も楽しませていただきました!続きが気になりますね!!!更新、頑張ってください! (2016年1月1日 0時) (レス) id: 6baa651bf1 (このIDを非表示/違反報告)
マミむめも(プロフ) - 守頭さん» まぁたがみ?は田噛の逆ですからねw性格も逆転しましたwwwありがとうございます!w (2015年9月30日 19時) (レス) id: 1e9b842bf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マミむめも | 作成日時:2015年6月28日 23時